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2010年 4月 の投稿一覧

“松尾塾”開きます。

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ネーミングは僕が決めた訳ではありません・・・

スタッフや生徒達からの要望があって、これからの宝飾業界の動向や、小さなお店やパーソナルブランドの生き残り戦略など個別に相談を乗ってきましたが、ここ最近その相談件数が増えてきてしまい、生徒や外部の人との時間が取りにくくなって来てしまった為、今回の企画になりました。

同じ事をひとりひとりに話していくと、僕自身の新鮮さがなくなってきてしまうので、少しまとめて話をして、みんなで一緒に考えてみようという感じです。

授業や講義ではなく、みんなで考える会です。

だけど、最初は僕なりの業界分析や宝飾業界の現在の動向などの話をさせて下さい。

それから、みんなでアイデアを出し合って行きたいと思います。

普段、僕の所には、様々な悩みを持っている人が尋ねてきてくれます。

専門学校を卒業したけれど・・・

芸大で金属工芸を学んできたのだけれど・・・

CADを学んだのだけれど・・・

ブランドを作ったのだけれど・・・

ショップをオープンさせたのだけれど・・・

加工の仕事を続けているのだけれど・・・

資格を取ったのだけれど・・・

などなど・・・

でも、悩みの本質はみんな同じです。

ビジネスとして継続していく為にはどうしたら良いのか・・・

という事につきます。

僕は、いつもこう言います。

一緒に考えましょう。

僕も同じ悩みを持って、毎日の仕事を繰り返しています。

もう、ほんとにみんなと同じです。

だから、一緒に考えましょう。

宝飾産業が衰退していく中、少なくなっていくパイの取りあいではなく(短期的には必要だけれど)、パイ自体を大きくしていく為の戦略を一緒に考えていける人達が集まって、みんなでアイデアを出し合えたら・・・

と思って、生徒達には参加してもらいながら、迷惑をかけるかもしれませんが、学校の授業をクローズして教室を開放してみんなで話し合う場を作る事にしました。

とりあえず、試験的に2日間実施します。

できれば、毎月みんなで集まって意見交換会ができたらと思います。

突然ですが・・・

開催日は・・・

第一回  5月2日 11:00~13:30ぐらい

第二回  5月10日 19:00~21:30ぐらい

定員は教室に張り出されている書面には30名~40名と書かれていましたが、今回は僕の話を聞いてもらうことがメインなので、大丈夫だと思いますが・・・

20名ぐらい意見を交換しやすい人数にしたいと思っています。

そうしよう・・・

定員20名にしてもらおう・・・

そうすると・・・

もう既に、5月2日は15名を超えてしまっているとの事なので、あと少しだけです。

5月10は現在、10名程度だと思うので、まだ大丈夫という感じです。

ちなみに、今回はとても大切な発表もしたいと思っています。

今年の8月に宝飾業界にリリースしていく新サービスの概要をお話したいと思っています。

少しフライングですが、少しでも早いほうが良いと考えています。

ジュエリーは作れるのだけれど、何を作ったら良いのかが分からない。

なんて人達にはほんの少しかもしれませんが役に立つ話になるはずです。

生徒以外の参加もOKということなので、学校のほうに連絡を入れて下さい。

みんなで考えていけたらと思っています。

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どうして、ジュエリーCADが必要なのか。

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ここ最近、芸大の人達や、工場の人達、いろいろな加工業者や卸業者の人達、学校の先生や経営者の人達と毎日のように、会ってきた。

組合や協会の理事の人達にも会ってきた。

なんとなく、全体像が見えてきた。

それぞれの思惑と、全体の方向性。

みんな、いろいろな思いを持って毎日の業務を行っている。

ここ2週間ぐらいは学校の生徒達や先生達にも迷惑をかけているとも思う・・・

1日3社以上の話を聞く。

そんな目標を立てて、アポイントをとりまくった。

そんな中、気が付いた事がある。

ここ最近僕が、なんとなく話し始めた、文化としての金属工芸。ビジネスとしての金属工芸。

ここの違いがはっきりとあるという事。

フランス文学・ドイツ文学・日本文学。

今まで、会った人達の中に、学生時代このような事を学んでいた。

という人は意外といる。

正直・・・

ドイツ文学を学んでどうするのだろう・・・

と思った事もある。

たぶん・・・

それは、お金やビジネスからかけ離れた充実感や豊かさがあるのだろう・・・

そういえば、僕も日本の歴史には少し興味がある。

大人になってからね・・・

話は戻って。

芸大の先生達はそんなに困っていない。

卒業生は彫金を続けていられる人は少ない。

入るのも大変。

学ぶのも大変。

だけど、それは卒業後に活かしている人は少ない・・・

そんな話をある芸大卒業者から聞いた。

フランス文学みたい・・・

そう思った。

だけど、そういう事があってもおかしくない。

世の中、お金が全てでは無いのだから。

しかし・・・

現実と営業は少し違ったりする。

ビジネススキルの取得を目指しているのに、文化の伝達を目的としている学校に入学してしまう人もいる・・・

文化の追求をしたい人なのに、ビジネススキルが大切です。なんて言われても大きなお世話だったりする。

だから・・・

ビジネスとして、この業界で活躍していきたいのであれば・・・

最低限のCADスキルを持っている事がとても大切だと思います。

凄くなくても大丈夫。最低限であれば・・・

なぜなら、どこからビジネスを展開していくべきなのかを考えていくと・・・

たぶん、CADのスキルは会ったほうが効率が良いからです。

僕の学校には、たぶん大手と言われているメーカーが各社通学している。

その会社は現在宝飾業界のトレンドリーダー的な能力を持っている所だったりする。

そこが、今一生懸命ジュエリーCADのソリューションを導入する姿勢があるのは何故なのかを考えてもらいたい。

文化とビジネスの違いがあるという事を踏まえて、どちらの選択をしていきたいのかを考えると・・・

CADの必要性が見えてくるものだと思います。

僕は、大手専門学校などがもう少し現在の宝飾のビジネスの現場にあった、教育カリキュラムを導入していく事を願っていたりします。

当然、ラヴァーグの方向性と違う目的があるので、それぞれの住み分けが出来ているのだと思いますが・・・

現在。宝飾業界を目指している人口がいちじるしく減っている中。

業界全体の底上げをしていかなくてはラヴァーグの未来も明るくないから・・・

介護ヘルパーや医療事務に人が集まっている中。宝飾業界も肩を並べて選択されるような業界になっていけたらと考えています。

介護か医療か宝飾か・・・

そんな風にする為にはどうしたらいいのかを模索している今日この頃でした。

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彫金教室・ジュエリースクールに人を呼び戻すプロジェクト。

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ジュエリーメイキングの技術を伝える機関として、彫金教室や美術大学・専門学校などがある。

そんな中、これらの学校関連に人が集まっていない。

という話を良く聞く。

大手の専門学校でも定員を集める事ができない所もある。

それは何故か。

学校でお付き合いをしているリクルートの担当者の話では、今、人が集まっている学びのステージは・・・

介護ヘルパーや医療事務だという事。

もちろん、誰かがやらなくてはいけない事だという事は分かる。

だけど、本当に介護ヘルパーになりたいと思っている人はどれくらいいるのだろうか・・・

病院が減っている。地方の病院では先生がいなくて廃院になっている・・・

国の財政状況が悪いので、医療費を抑制する為に、医療制度を改革。

なんて話が飛び交っている中・・・

医療事務の資格を持っていれば、将来は安全なのだろうか・・・

僕には分からない事が多い・・・

だけど・・・

もし、ヘルパーにしようか、医療事務にしようか、それともジュエリーを学んでみようか・・・

というここ最近の実業になりそうな、学問を学ぶという傾向に僕達の業界がノミネートできるようになるためにはどうしたら良いのか・・・

それを最近はよく考える。

ラヴァーグがだけが良くて、他の学校が悪くても意味がない・・・

基本的には業界全体の展望が大切なんだとつくづく思う。

宝飾関連の加工業者になると、幸せ・・・

となる為には何からはじめていけばいいのか・・・

この業界を目指す人が増える具体的なプロジェクトが必要だと思った。

という経緯の中。

いろいろな支援をしてくれる人のおかげで、あるプロジェクトをスタートさせることになった。

そして・・・

今日はその話を渋谷の新しい彫金教室に持っていった。

新しい彫金教室はStudio crucible

プロジェクト概要を快く応援してもらえる事になった。

できれば、日本中の彫金教室や専門学校を回って行きたいと思う今日この頃でした・・・

もちろん、ジュエリーCADスクールも足を運んでみようと思っています。

興味がある人は恵比寿に来てくれると、助かります・・・

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メーカーが小売を・・・。小売店がメーカーに・・・。

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そして、加工業者も小売を始めませんか。

OEMって言葉をみんなが言っている。

昔は小売をしていた加工業者がOEM業者に変わって行った。

OEMのメリットとデメリットって何だろうと考えてみた。

一般論だけど、OEMはもう既に売上げが決まっているものを作る事ができる。

売るというリスクはクライアントが負う。

クライアントから企画を受け何でも作る。

何でも作れる能力が求められる。

逆にクライアントは何でも作れる職人さんが後ろに控えてくれるから、何を作ればいいのかを考えて、セールスプロモーションを考える。

作るという事に負担をしなくてすむ。

お互いメリットがある。

だけど・・・

OEMに特化していく事。

なんだか失ってしまうものがあるような気もする。

何を作ったら良いのかが分からなくなってしまうような気もする。

直接、自分達で何を作ればいいのかを考える。

もちろん失敗もある。

だけど、そんな緊張感から生まれてくる感性というものがある。

仕事が少なくなってきたり、工賃仕事の行き詰まりを感じている人達には、ゆっくりでもいいからもう一度、OEMから離れてみるという視点があってもいいのではと思う。

また、小売店の人達も同じ・・・

仕入れてきて売る。という仕組みはこれからもなくなる事はないと思う。

だけど、全ての売上げをその仕組みに頼るのではなく、自社の商品力を少しずつ育てていくチャレンジをしていくべきだと思う。

自分のお店で考える。

自分のお店にしかないものを作り上げる。

実は、僕の学校の生徒達がみんなやっている基本的なことでもある。

だけど・・・

売上げや利益という視点を持つと・・・

どうしても、リスクが伴う事は排除しがちになる。

それでも・・・

自店の商品開発を少しずつでもはじめてみませんか。

ゆっくりでもいいし、真新しいものでなくても大丈夫。

もしかしたら、形(デザイン)を提案するのではなく。

小売店や加工業者ならではのサービスを提案するでも良いと思うので・・・

自社でモノづくりから販売までを一括でたずさわれる仕組みが少しずつ必要になってくる時代になってきているはずだから・・・

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情報には鮮度がある。

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きのうは、この道40年の先輩職人さんの所に行っていろいろいと話を聞かせてもらってきた。

その中で、実は大切だと思っていた事がたいした事ではなく、たいした事がないと思っていた事が大切な事だったりする。

という風に思う事があった。

当然、40年積み重ねて見つけ出した技術だったり知識だったりする。

ほんの一言のアドバイスで多くの事に気が付く事もある。

物事の本質。

というアドバイスを受けた時、教えてはいけない事。教えたほうが良い事。

教えた上で加速させていく事。

教えない、伝えない。

自分で探せ、自分で見つけろ。

見て盗め。

色々な言い方があると思う。

だけど、知識をみんなで積み重ねて加速させていく事は未来の僕達にとってもとても大切。

例えば、僕達が採用しているジュエリーCADソフトのライノセラスの開発コードはオープンになっている。

だから、エヴァンスエディションやジュエリーバージョンやライノゴールドなど、ライノセラス関連のプラグインは加速度的に開発されている。

確かに、情報を独占して他者にもらさないという選択もある。

本当に守るべき情報は法的にも防御手段があったりもする。

だけど、できれば情報を公開するという選択肢の可能性をみんなで考えて欲しい。

ほんの少しのアイデアでレベルを上げれる若い人達がいっぱいいるはずだから・・・

もちろん、僕は教えるというビジネスをしているから情報には価値があるという事を知っている。

だけど、同じくらい情報には鮮度があるという事を感じている。

新鮮な情報にはもっとも価値がある。

情報を出すタイミングはとても重要だけどね・・・

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