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2010年 4月 29日の投稿一覧

“松尾塾”開きます。

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ネーミングは僕が決めた訳ではありません・・・

スタッフや生徒達からの要望があって、これからの宝飾業界の動向や、小さなお店やパーソナルブランドの生き残り戦略など個別に相談を乗ってきましたが、ここ最近その相談件数が増えてきてしまい、生徒や外部の人との時間が取りにくくなって来てしまった為、今回の企画になりました。

同じ事をひとりひとりに話していくと、僕自身の新鮮さがなくなってきてしまうので、少しまとめて話をして、みんなで一緒に考えてみようという感じです。

授業や講義ではなく、みんなで考える会です。

だけど、最初は僕なりの業界分析や宝飾業界の現在の動向などの話をさせて下さい。

それから、みんなでアイデアを出し合って行きたいと思います。

普段、僕の所には、様々な悩みを持っている人が尋ねてきてくれます。

専門学校を卒業したけれど・・・

芸大で金属工芸を学んできたのだけれど・・・

CADを学んだのだけれど・・・

ブランドを作ったのだけれど・・・

ショップをオープンさせたのだけれど・・・

加工の仕事を続けているのだけれど・・・

資格を取ったのだけれど・・・

などなど・・・

でも、悩みの本質はみんな同じです。

ビジネスとして継続していく為にはどうしたら良いのか・・・

という事につきます。

僕は、いつもこう言います。

一緒に考えましょう。

僕も同じ悩みを持って、毎日の仕事を繰り返しています。

もう、ほんとにみんなと同じです。

だから、一緒に考えましょう。

宝飾産業が衰退していく中、少なくなっていくパイの取りあいではなく(短期的には必要だけれど)、パイ自体を大きくしていく為の戦略を一緒に考えていける人達が集まって、みんなでアイデアを出し合えたら・・・

と思って、生徒達には参加してもらいながら、迷惑をかけるかもしれませんが、学校の授業をクローズして教室を開放してみんなで話し合う場を作る事にしました。

とりあえず、試験的に2日間実施します。

できれば、毎月みんなで集まって意見交換会ができたらと思います。

突然ですが・・・

開催日は・・・

第一回  5月2日 11:00~13:30ぐらい

第二回  5月10日 19:00~21:30ぐらい

定員は教室に張り出されている書面には30名~40名と書かれていましたが、今回は僕の話を聞いてもらうことがメインなので、大丈夫だと思いますが・・・

20名ぐらい意見を交換しやすい人数にしたいと思っています。

そうしよう・・・

定員20名にしてもらおう・・・

そうすると・・・

もう既に、5月2日は15名を超えてしまっているとの事なので、あと少しだけです。

5月10は現在、10名程度だと思うので、まだ大丈夫という感じです。

ちなみに、今回はとても大切な発表もしたいと思っています。

今年の8月に宝飾業界にリリースしていく新サービスの概要をお話したいと思っています。

少しフライングですが、少しでも早いほうが良いと考えています。

ジュエリーは作れるのだけれど、何を作ったら良いのかが分からない。

なんて人達にはほんの少しかもしれませんが役に立つ話になるはずです。

生徒以外の参加もOKということなので、学校のほうに連絡を入れて下さい。

みんなで考えていけたらと思っています。

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どうして、ジュエリーCADが必要なのか。

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ここ最近、芸大の人達や、工場の人達、いろいろな加工業者や卸業者の人達、学校の先生や経営者の人達と毎日のように、会ってきた。

組合や協会の理事の人達にも会ってきた。

なんとなく、全体像が見えてきた。

それぞれの思惑と、全体の方向性。

みんな、いろいろな思いを持って毎日の業務を行っている。

ここ2週間ぐらいは学校の生徒達や先生達にも迷惑をかけているとも思う・・・

1日3社以上の話を聞く。

そんな目標を立てて、アポイントをとりまくった。

そんな中、気が付いた事がある。

ここ最近僕が、なんとなく話し始めた、文化としての金属工芸。ビジネスとしての金属工芸。

ここの違いがはっきりとあるという事。

フランス文学・ドイツ文学・日本文学。

今まで、会った人達の中に、学生時代このような事を学んでいた。

という人は意外といる。

正直・・・

ドイツ文学を学んでどうするのだろう・・・

と思った事もある。

たぶん・・・

それは、お金やビジネスからかけ離れた充実感や豊かさがあるのだろう・・・

そういえば、僕も日本の歴史には少し興味がある。

大人になってからね・・・

話は戻って。

芸大の先生達はそんなに困っていない。

卒業生は彫金を続けていられる人は少ない。

入るのも大変。

学ぶのも大変。

だけど、それは卒業後に活かしている人は少ない・・・

そんな話をある芸大卒業者から聞いた。

フランス文学みたい・・・

そう思った。

だけど、そういう事があってもおかしくない。

世の中、お金が全てでは無いのだから。

しかし・・・

現実と営業は少し違ったりする。

ビジネススキルの取得を目指しているのに、文化の伝達を目的としている学校に入学してしまう人もいる・・・

文化の追求をしたい人なのに、ビジネススキルが大切です。なんて言われても大きなお世話だったりする。

だから・・・

ビジネスとして、この業界で活躍していきたいのであれば・・・

最低限のCADスキルを持っている事がとても大切だと思います。

凄くなくても大丈夫。最低限であれば・・・

なぜなら、どこからビジネスを展開していくべきなのかを考えていくと・・・

たぶん、CADのスキルは会ったほうが効率が良いからです。

僕の学校には、たぶん大手と言われているメーカーが各社通学している。

その会社は現在宝飾業界のトレンドリーダー的な能力を持っている所だったりする。

そこが、今一生懸命ジュエリーCADのソリューションを導入する姿勢があるのは何故なのかを考えてもらいたい。

文化とビジネスの違いがあるという事を踏まえて、どちらの選択をしていきたいのかを考えると・・・

CADの必要性が見えてくるものだと思います。

僕は、大手専門学校などがもう少し現在の宝飾のビジネスの現場にあった、教育カリキュラムを導入していく事を願っていたりします。

当然、ラヴァーグの方向性と違う目的があるので、それぞれの住み分けが出来ているのだと思いますが・・・

現在。宝飾業界を目指している人口がいちじるしく減っている中。

業界全体の底上げをしていかなくてはラヴァーグの未来も明るくないから・・・

介護ヘルパーや医療事務に人が集まっている中。宝飾業界も肩を並べて選択されるような業界になっていけたらと考えています。

介護か医療か宝飾か・・・

そんな風にする為にはどうしたらいいのかを模索している今日この頃でした。

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