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2007年 3月 27日の投稿一覧

僕が、宝飾業界で働く理由Part3

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前回の続き

当時の僕が自分なりに宝飾業界に参入する為に、足りない事が見えてきたというところで前回は終わりましたが、続きです

当時の僕は、働きながら、学校や職人さんの所に足を運ばせていただかせていました。

そこで驚いたのは、学校で習った事と現場で実践されている事の違いに驚きました。

職人さんの所に行って僕は、「学校ではそう習いませんでした」と・・・何度も言った思い出があります。

なぜ、こんな事が起きてしまうのでしょうか?

もともと宝飾業界は“教える”という事に後ろ向きな業界です。(おしかりの言葉をうけてしまうかもしれませんが・・・)

技術は学ぶモノではなく、盗めと言われるような業界です。

気持ちはわかります。

技術で生計をたてているのが職人です。そう簡単に他人に教えてしまうと自分自身の付加価値が下がってしまうからです。

ジュエリーを学び始めた頃、書籍をよく本屋に探しに行った事を覚えています。

特に、宝飾関連はテキストというものがほとんどありませんでした。あるのは、いったいいつの頃のテキストだろうという白黒の古い教本ぐらいでした。

当然、その教本を僕は買いました。

大変為になり、今でも大切な蔵書としてとってある本でもあります。

でも・・・

あまりにも古いのです。

技術的な事は実は今でも結構アナログで、切る、つなぐ、磨く、留める、宝飾制作は基本はいつの時代も変わりません。

その古い教本は技術を学ぶ事において今でも通用する内容ですし、これ以上のものをつくる必要がないぐらいの充実度です。

しかし、その中で紹介されているジュエリーのひとつひとつのデザインはあまりにも古く、とても今では恥ずかしくて身につける事をためらってしまうようなものが多いと感じてしまいました(みんながそう言っているのではなく、僕の主観ですが・・・)

技術をつける為に僕はがんばって課題をこなしました。しかし、どうしても身につけたいモノにはなりませんでした。

なぜ、新しいデザインの教本がでないのだろう・・・

その為、道具や技術の進歩が激しい中、宝飾業界の技術のスタンダードというものが薄れ、それぞれの職人が独自に開発した技術がそれぞれの現場で活用されているという現象が起きている・・・

当然、とってもいい事です・・・

僕は、自分の知識や習った事がベストではないという事を確信しました。自分を否定する事や習った事をうたがう事は不安でもありましたが、同じ境遇の人達はたくさんいるはずだと信じ僕の第一歩が踏み出されました。

技術のスタンダードを探す旅にでかけよう・・・

つづく

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もう半分の大切な事・・・

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まだ始めたばかりのブログですが・・・

ブログって凄いですね・・・

それが凄い事なのか、まだまだなのわかりませんが、僕にとってはたくさんの人が僕のブログに足を運んでくれている事は、実は少し驚きました。

ブログの事、やらなくてはと思っていましたが、忙しいを理由にずーーーとほっておいてしまいました。

よくないですね・・・

少し反省しています・・・

僕は、宝飾業界や学校のあり方についていろいろと考えていますが、僕らが今まで教えてきた事は、大切な事の半分しか教えていなかったんだなと実は思えてきてしまいました。

特に、ぼくの教室は作品作りではなくて、商品をしっかり作れるようになりたいという生徒が多いです。

商品と作品の違いはホームページでも書きましたが、売れるものが商品、売れないものは作品・・・

と自分自身が作ってきたモノに対して言い聞かせています。売れなかったモノに関しては、ひとりよがりの作品だったんだなと・・・

いままでは、OEMで商品を受注していたり、ちょっとしたお店に商品を置いてもらっていたりして、直接自分自身でお客様に接する事はしていませんでした。

でも、一昨年の12月に僕らのアリージュエリーは生まれました。

自分自身でお客様に接するようになり、お客様の声が直接僕に届くようになりました・・・

やっぱり僕自身、ひとりよがりの作品が多かったんだな・・・

と気がつく事ができたのも、ようやく2年目を迎えたアリージュエリーのおかげでもあります。

ようやくお客様の声が聞こえ、僕らが生徒達に教えてきた事は大切な事の半分だったんだなと気がつきました・・・

いいものをつくるだけでは売れない・・・

商品にはひとつひとつストーリーが必要なんだなという事が・・・

最近スーパーの野菜売り場には、産地だけではなく、生産者の顔まで載っているポップがあります。

何故でしょう?

お客様を少しでも安心させる為ですよね・・・

どこで、だれが、どんな思いでつくったのかが、野菜を売るという事にも必要になってきているんですね・・・

写真に写っている笑顔・・・

その野菜を作っている人の人柄まで僕に伝わってきます。

ジュエリーも一緒ですよね・・・

僕は、アリーの商品をなんとかして良く伝えたいと努力してきましたが、野菜と一緒で野菜の良さだけでは、もう足りないんですね。誰がどんな思いで作ったのかという事が必要になってきているんですね・・・

どうやってその事を伝えるの?

いろいろな方法がありますが・・・

ブログ・・・

凄いです・・・

僕は、ブログってもっと難しいと思っていました。でも小野寺先生がつくってくれたおかげで、ブログの事が少しわかってきました。

誰かがほんの少し力を貸してくれるだけで簡単にできます。

僕は、明日から生徒達にブログの作り方も教えていこうと思います。

背伸びする必要もないですし、楽しみながらでかまいません。

僕らがどんな思いでジュエリーを作っているか、みんなに教えてあげませんか?

ブログは15分ぐらいで作り方を教えてあげられます。自分が作った作品をアルバムとして残していっても楽しいです。

小野寺先生、早川先生、あきちゃん、もちろん僕も教えますので、いつでも是非気軽に聞いて下さい。

もう半分の大切な事のひとつです。

ブログの作りかたラヴァーグで教えます。

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