ジュエリーCADで作るなら最終工程までを考えてモデリングを。

飛行機
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こんにちは。

アニーです。

寒くなりましたね。

今日なんかとくに底冷えする寒さです。

 

僕は夏生まれだからなのか夏が大好きです。

こんな寒い季節、

クリスマスや年末年始は芸能人なんかは・・・最近は芸能人ばかりじゃないですが、

ハワイなんかに行って年越しをしたりするんでしょうね。

 

常夏の島で年越し。

いいですね!

 

うらやましい!行きたいぞー!

・・・・・・・・・なんてことを考えながらCADを触っていたら、

いつの間にか飛行機が出来てました。(笑)

飛行機

LaVagueがジュエリーCADとして使っているRhinoceros(ライノセラス)ですが、

ジュエリー専門のソフトではなく、汎用性の高い3D CADソフトで、

ジュエリー業界の他にも様々な業界で活躍しているモデリングソフトですので、

上の画像のような飛行機や車、おもちゃや家具、建築まで、いろんなものが作れるのが魅力です。

このへんがLaVagueがジュエリーCADを行うのにRhinoceros(ライノセラス)を使っている理由の一つなのですが、

下のリンクに詳しいことが書いてありますので興味がある方は是非ご覧ください。

http://www.lavaguejewelry.com/course/jewelrycad/rhinoceros-5.html

 

 

 

さて、突然ですがここで問題です。

 

私が南の島へのあこがれからCADでモデリングしたこの飛行機、

大きさを旅客機の大きさにし、

素材も飛行機で使われるちゃんとしたものを使い、

エンジンや機械類もしっかりしたものを搭載したとしたら、

ちゃんと南の島へと飛んでくれるでしょうか?

 

 

 

 

答えは、たぶん無理です。

 

なぜでしょう?

その理由は簡単です。

僕が飛行機のことについてほとんど何も知らないからです。

 

形は一見それっぽく見えますが、

揚力を生むための翼の形状や長さ、

機体を保つためのバランスや空気抵抗を抑えるための胴体の形などなど、

実際に飛行機として飛ばすためには最終的にどうなるのかを考えてモデリングする必要があります。

 

そりゃそうですよね。当たり前です。

これが僕でなく、飛行機のエンジニアさんが描いたデータだったら、南の島まで飛んで行ってくれるはずです。

 

 

これは、そのままジュエリーにも同じことが言えます。

 

ジュエリーCADはとても便利で、

あっという間に、正確に、綺麗に、簡単にジュエリーのデータを作ることができます。

 

しかし作ったデータがそのままジュエリーとして成り立つか?の問いにはまた別のことが言えます。

 

どの造形機で出力すればいいのか?

キャスト(鋳造)ができる形状なのか?

磨きによる減りなどで最終的な形状が変わってしまわないか?

宝石は留められるのか?

素材は何にする?

量産はするのか?

自分で作業する?職人さんに頼む?

 

などなど、

CADソフトの使い方を学べば ”それっぽい” 形のデータは作れるようになりますが実際には

最終的にジュエリーとして成り立たせるために必要な工程やコストなどを考えてモデリングしていかなければいけません。

 

パソコンのモニタの中だけ、CADの3Dデータを作れるようになるだけでは ”ジュエリーが作れる” とは言えません。

 

こちらも下のリンクに詳しいことが書いてありますので興味がある方は是非ご覧ください。

http://www.lavaguejewelry.com/course/jewelrycad/3reason.html

 

最近は華奢で繊細なデザインのジュエリーが人気ですので、

教室内でもそのようなジュエリーを作っている生徒さんが多数見られます。

 

とくにそういったジュエリーを作る時は、

僕のような思い付きや雰囲気で飛行機を作るんじゃなく、

最終工程までを視野に入れてモデリングしていきましょうね。

 

 

またこれからジュエリーCADを学びたいと思っていて、

どのスクールに行こうか迷っている方がいたら、

実際に手で触れて、完成形まで作れる工房があるかないか?

その工房の設備には造形機はあるのか?

先生はその特性や構造を十分理解できているか?

などもチェックして探してみてください。

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