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2007年 11月 の投稿一覧

ライノセラスの認定講師の免状が届きました。

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やっと・・・

夏の終わりに受講した、ライノセラスの認定証・・・

英語で書いてあるから詳しい事はよく分からないけど、アメリカからやっと届きました。(そんなたいした事は書いてないけどね・・・)

でも、なんだか嬉しい・・・

実は、この認定証はレベル1の認定証でした。

そして、僕は今週の三日間なんと次のレベルの講習を受講してきたのでした。

結論から言うと、前回も同じですが勉強になりました。

僕はCADを使ってジュエリー制作をしています。でもこのライノセラスというソフトはもともとは宝飾用のCADではありません。だから今回受講した上級レベルの講義も宝飾系の人は誰もいませんでした。

だからとても勉強になります。

僕らは、ジュエリーをCADでデザインしてそれを造形します。それからその造形物を鋳造します。鋳造して金属になったものに手をいれ磨いたり、石を留めたりして仕上げます。

でも、工業系の人達の重要な点はまったく違うのでした・・・

いかに、CADの画面上で美しい面を張り上げるのか・・・コンピューターグラフィックにした時のラインの美しさなどが重要になってきます。更に、静止している時の面の美しさだけではたりなくて、動いている時の映り込みの美しさなども重要になってくるそうです。

すげー工業製品。

更に、安全である事も大切です。エッジなんてあったら大変です。お肌の弱い人がその製品を使って傷でも作ってしまったら・・・訴訟になってしまうかもしれません。だから、エッジを徹底的にとります。しかも美しく。

僕ら宝飾業界のCAD使いとしては、そんなエッジ磨いたらなくなっちゃうよ!そんなラインなんかバフかけたらなくなっちゃうよ!なんて感覚の作りこみとはわけがちがいます。

だから・・・

勉強になりました。

それと、宝飾業界以外でもライノの注目度を改めて実感した3日間でした。

アプリクラフトの斉藤先生ありがとうございました。

アドバンスの認定を勝ち取るのにはライノのオペレーションだけでは足りないという所も理解できたので、少しずつぼくも頑張っていろいろな準備をしていこうとおもいました。

それと、3日間学校を離れてしまい、生徒や先生達にも負担をかけてしまってすみませんでした。

先生達はありがとうございました。気がつけば、どんどん先生達もたのもしい人達が増えてくれた気がします。ラヴァーグも成長しています。

そんな事も感じる事ができた、3日間でした。

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新商品の提案方法

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僕の学校には結構いろいろな職業の人達が足を運んでくれています。

その中で、ありがたい事に宝飾業界やシルバーアクセ業界で既に活躍している人達も足を運んでくれています。

そして、そんな人達が集まるとやっぱりここ最近の業界の近況報告が飛び交います。そんな中、僕も原型をつくる傍らいろいろな相談を受ける機会があります。

よく聞かれる事が、「どんな商品が売れているんですかね?・・・」と聞かれます。

まず、どんな商品が売れているかというと、一般的な話ですが、数だけでいうとシンプルな商品が数はたくさん売れています。

しかし、高額商品が動いていないかというと数はあまり動きませんが、動いているお店では結構動いています。やっぱり、営業力というか、顧客を大切にして固定客を掴んでいるところは、けっこう売上を上げているようです。

ジュエリーの業界ではマリッジリング関係は売上は結構のばしているブランドがあるようです。一度の営業で、エンゲージ1本、マリッジ2本といっぺんに3本も仕事をとってしまうからですかね・・・

最近の傾向としては、エンゲージを作らず、マリッジに少し大きめの中石を入れて、エンゲージマリッジなんていう、両方の機能を含んだリングを作って、2本で済ませてしまう人も多いようです。

僕のお店でもそんな注文は結構入ります。

生徒達にもどんなデザインが売れるんですかね・・・と聞かれます。

そんな時に僕はすかさず言います。どんなデザインが売れるのか分かってたら、僕はもう既にフェラーリーに乗っています。と・・・

売れるデザインを考えるというと、どの業界もそうだと思いますが、かなり難しいハードルになります。

でも、それで終わってしまったら、僕らの学校の存在意義がなくなってしまいます。生徒の疑問質問にはできる限り応えるのが先を生きている先生の役割です。

そして、僕はこう応えるようにしています。

売れるデザインを考えるのは難しいのですが・・・

売りやすい商品を考えてみるのはどうでしょうか。

と応えるようにしています。

売れるデザインではなく。売りやすいデザインとは何か?

話すと長くなるので興味がある人は学校に足を運んで僕を捕まえてください。

簡単に言うと、まずは売り方を考えてみると少し分かってきます。

売り方とはそんなに選択肢は多くなく。

お店で売るか、ネットで売るか、友人知人に売るかです。

友人知人に売る事は悪いとは思いませんが、それは考えなくても買ってくれます。

お店で売るという所の視点は、お店でどのような人が売るのかを考えてみてください。時給1000円の女の子が売ってくれるとします。

その子がお店に立ったとき、真っ先にお客様に紹介したくなるような商品になっていれば・・・

たぶん、たくさん種類がある中で、真っ先に紹介してくれるはずです。

詳細はまた今度にします。

ネットで売る場合・・・

とにかく、ネットの場合は“文字”が売ってくれるのです。文字にしやすいデザインにしなくてはいけないのです。文字とは・・・商品の説明文の事です。写真の横についている説明文が素敵な文章で、心が動かされるような文章だったり、今時の話題にあがりそうな文言が入っていれば、検索に引っかかりやすくなったりもします。

ようは、いかに露出がおおくなりそうな文章を考えるかという視点と、心が動かされるような文章を考えるかという2つのポイントが必要になってきます。

これ・・・

簡単ではありません。だって、この分野にはちゃんとコピーライターというプロが存在するぐらい、高いお金払ってもプロに頼みたいという人がいる分野なのです。

でもね・・・僕が言いたいのは、売るという行為の大変さをみんなに分かってもらいたいのです。なんとなく、ぼんやり分かってくれればいいのですが・・・

ジュエリー制作を極めても、このキャッチコピー作成や文章作成能力が低いとせっかくの商品もただのよくあるものになってしまうこともあるのです。

ものづくりだけでは足りないのです。

だから、僕はみんなになるべく文章を書く癖を付けてもらいたいと思っているのでした。僕がやってるブログなんていい例です。

けっこう僕は、書くのはそんなに苦労していませんが、やっぱり苦手な人が多いのも事実です。でもね・・・

この能力は是非磨いていってもらいたい部分なのです。

言葉をつくる能力から、素敵な言葉が浮かんで、その素敵な言葉に基づいたデザインを作り上げていく。

そんな商品開発の視点もみんなに持ってもらいたいと思います。

僕もそんな視点にたってひとつ商品開発をしてみたので、興味がある人は聞きに来てください。

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すごいな・・・ミシュラン。

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本屋行ってきました。

もう売り切れでした。

昨日買いに行けばよかった・・・

昨日本屋に行った人はみんな買ってるって言ってた・・・

そうだよね・・・、グルメ雑誌ってたくさん出てるもんね、みんなおいしい食事に興味あるよね、詳細は知らないけど、ミシュランと他のグルメ雑誌の違いは、グルメ雑誌はお金を払えば払うほど、いい場所におおきく紹介されるけど、ミシュランの星はお金を払ってももらえないという事。

TVで言ってたけど、星が減ってしまったレストランではショックで自殺してしまった人もいたそうです。

そうだよね・・・

確かに、星をもらうことは凄いことだけど、一概に3つもらえたら幸せかというと、ずっともらい続けなくてはいけなくなってしまうわけで、そもそも、世界の場所場所によって味覚は違うわけで、本当においしい日本食をフランス人や一部の日本人がコントロールしてしまうのは怖いな・・・

ずっと、一流を維持し続けるって・・・

大変。

だけど、頑張らなくていけないんだろうな・・・

ことわざで、「安心している者は安心ではない。」

ということわざがあるんですが、星3つとってしまったり、2つとってしまったり、ひとつとってしまったりしたら、安心できないよね・・・

3つとったから安心なんて言ってたら、すぐに追いつかれて追い抜かれちゃうもんね・・・

僕も常にそんな気持ちを持っていようと思っています。

「安心している者は安心ではない」

安心したいけど・・・

ずっと頑張り続けるのは大変だけど・・・

いつか、安心できる自分を目指して・・・

ジュエリーを教える場の3つ星を目指してがんばっていこうかな・・・

がんばれ!ラヴァーグ!!

がんばれ!僕!

がんばれ!ラヴァーグのみんな!

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ジュエリースクールを経営するという事。

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気軽に書いてみようと思います・・・

僕がジュエリースクールを開校するにあたり、いくつかの学校や彫金教室を見て歩いた事は依然お話しましたが、もう一度、ラヴァーグが心がけている大切な事を確認がてら書いてみようと思います。

ジュエリースクールを経営したい。という方達は実は結構います。例えば銀粘土。この銀粘土というものは銀粘土技能認定という資格があります。この資格を取ると、素材をメーカーから直接買えるようになったり、インストラクターとして協会から認定を受けれるので学校経営を考えて取得する人が結構います。

ちなみに、ラヴァーグが今年と昨年優秀指導者として、銀粘土の協会から表彰された時には全国で1500教室ぐらい稼動している教室と眠っている教室があるという事を言われました。

そんなにあんのかよ!!!

と思いました。

まぁそれは置いておいて、実はジュエリースクールの参入障壁はそんなに高くないです。(参入障壁とは、その事業を新しく始める為に必要な人材・お金・情報・設備等のことです。)

だから、結構いろいろな所に彫金教室や銀粘土教室は小さいところから大きいところまで沢山あります。

でもね、僕もいろいろ見て歩いた中で生徒がたくさんいる学校もあれば、ほとんどどいない学校もありました。

何が違うのだろう?

・・・・・・

けっこういろいろ考えました。

答えはすぐには見つからなかったけど、僕が学校を開いてしばらくしてから、身をもって知る事になりました。

どういう事かというと、ジュエリー大好きな子が入学して最初はテンションが高かったのが、中盤から後半にかけてのレベルがあがった課題に突入していくと、みるみるテンションが下がっていってしまったのでした。

僕が学んできた教育カリキュラムをそのまま教えているのに・・・

何故?・・・

実は、僕自身はこの道を職業にしていこうという高いモチベーションがあったので、つらい、訓練のような、厳しい修行の要素も耐えることができましたが・・・

ジュエリースクールに足を運んでくれる大半の生徒は基本的にジュエリーが好き!という所からスタートしています。

つくるより、そもそも身に付けるのが好き!という人達です。

実は、ここに既成の教育カリキュラムと生徒達のニーズの違いがあったのでした。

ジュエリーはそもそも、ファッションとのコーディネイトの中で選択されます。

そうなんです。洋服に合わせやすいジュエリーが実際は使われているのです。

既成のカリキュラムの中にあった、作りとしては凄い!、実際につくるのも凄い大変!なんて後半の課題をこなしてできあがったものは、凄いとは言われても、誰にも欲しいとは言われない、先生には褒められるけど、友達にはちょうだいとは言われないデザインをつくっていたのでした。

洋服にあわせやすい、友人にプレゼントしやすいジュエリーは実はシンプルなものが多かったのです。

そこが、僕が最初に生徒達のテンションが下がっていく原因だと気がついたのは、学校を開校してだいぶ立ってからのことでした。

このままではいけない。

そこからは僕が教わってきたロジックを捨てることからはじめまた。

ゼロからカリキュラムを作り直す。

テンションが下がらないカリキュラムづくりをしよう。

もう少し、いろいろなポイントがあるのですが、生徒達の大半は凄いジュエリーより。人に欲しがられるジュエリーをつくりたいと思っているという事をふまえた教え方にシフトしなくてはいけいという事が、とても大切なんだ・・・

という事を、生徒達に気がつかせてもらえたのでした。

今でも、そこは忘れちゃいけない大切な事だと思っている今日この頃でした・・・

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僕らは何を残して・・・何を変えていけなくてはいけないのか・・・

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難しいスタートをきってしまいました・・・

なんでこんなお話かというと、先日お付き合いがある宝飾製造メーカーの社長とお話をする機会があったので、その時のお話です。

結論から言うと、規模を縮小して宝飾事業を転換するというお話です。

止めるということではないそうですが・・・

やはり、いろいろな所で話が上がっている宝飾業界の厳しさが直撃してしまっているそうでした。

社長は取引先等に極力迷惑をかけないようにしたいという思いもあり、原型制作などの一部の業務をラヴァーグで引き継いでもらえないかというお話でした。

詳細はおいておいて、どの業界もそうかもしれませんが、宝飾業界も業界再編が近づいてきているのかもしれません。

景気が悪いからか・・・

時代が悪いからか・・・

趣味・趣向が変ったからか・・・

僕が出会う宝飾のクリエイティブに関わる人達は、みんな人が良くて、ものづくりが好きで、謙虚に生きているのに・・・

なんだか苦しそうな時期なのか・・・

もちろん、全員が苦しいのかというと、いつもにこにこ嬉しそうな顔をして、ラヴァーグに足を運んでくれているメーカーもありますが・・・

普通の会社や職場にもあるとは思いますが、良い人・・・、良い人が幸せになれるか?というと、幸せの形もいろいろあるとは思いますが、お金という物差しだけのお話ですが、良い人にお金はなかなか集まってくれないのかもしれません。

別に、お金をたくさん持っている人が悪いという意味ではありませんが、ちょっと悪ぐらいの人の方がお金をたくさん持っていたりする時代なのかもしれません。政治家とか、山田洋行とか、もりやさんとかも、ちょっと悪ぐらいの印象を受けます。

僕も、正真正銘潔白で悪い事をした事がないかというと・・・

ない事もないとはいいきれなくもないような・・・あるような・・・

みんなにこにこしていてもらいたいものです。

どうしたら・・・

どうしたらいいのでしょう。

僕なりに最近いろいろな人からのアドバイスを受け感じ始めていることがあります。

日本の宝飾の技術。

職人の技術。

ものづくりの技術。

間違いなく高いと思います。

でも、この高い技術を使いこなしているかというと・・・

もっと、もっとうまく使えると僕は思っています。

残していける技術はたくさんあります。

断言できます。

そこで、最近考えている事です。

仮に宝飾業界を1つのチームと仮定した場合。

このチームは今までは指輪、ネックレス、ピアス、イヤリング、ブレスレット・・・などを作る事はどこのチームにも負けない力があります。

もし、そのチームが他のチームに戦いを挑んだらどうなるのでしょうか?

宝飾チームが車を作ったら・・・

どんな車ができる?

宝飾チームが家具を作ったら・・・

どんな家具ができる?

宝飾チームが食器を作ったら・・・

どんな食器ができる。

宝飾チームが文房具を作ったら・・・

どんな文房具ができる。

宝飾チームが・・・

例えばそんな感じです。

この高い技術を指輪やネックレスにとどめてしまうのはもったいない。

そんな思いが最近は強くなってきています。

こんな事を書いたら叱られちゃうかもしれませんが・・・

先日、僕がお世話になっている甲府のアイズの石川社長がこんな事を言っていました。

めがねを直接ポケットに引っ掛けるのではなく。かっこよく引っ掛ける金具というか、おしゃれアイテムを宝飾の技術を使って作ったら、絶対売れるよ!と言われた事が頭に残っています。

僕はメガネをしないのであんまり実感はわかなかったのですが・・・

指輪やネックレスから離れた視点だという事は間違いないです。

宝飾業界・・・

前から言っていますが、変らなくては行けない所はあると思います。

でも、変らなくてもいい所もたくさんありますし、変って欲しくない人もたくさんいます。

残せるもの。

変らなくてはいけないもの。

そんな事を考える毎日です・・・

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