気持ちがいいジュエリーCADスクール。

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ジュエリーCADを学ぶメリットって何だと思いますか?

 

僕はスピード感だと思っています。

 

宝飾業界で進むべき道が分かっている事が前提ですが。

 

CADが当たり前になる時代に比べて、モノづくりの技術を高める期間が短くなった事を感じます。

 

頭で思い描いたデザインを思った通りの立体に作り上げる。

 

このスピード感が彫金教室で彫金をやっている人に比べて圧倒的です。

 

いま、ラヴァーグの生徒達の多くはデザイナーズフェスタという展示会に出展しています。

 

デザイナーズフェスタはここをクリック。

 

今年の春。未経験でラヴァーグの門を叩いてくれた生徒の商品が昨日売れたそうです。

また、多くの出展者のキャリアを聞くと。10年前では考えられないぐらいのスピード感で、このクオリティーの商品を並べる事が出来る時代になったのか・・・。

もう本当にそれを感じる事ができます。

 

もっとジュエリーCADの活用方法は可能性があります。

せっかく身につけたジュエリーCADのスキルを使いこなせていない。と感じている人は。

 

今日までですが、足を運んでみると。高いお金と多くの時間をかけて習得したジュエリーCADのスキルの上手な使い方が発見できるはずです。

 

自分が作っジュエリーが初めて売れた時のクリエイター達の笑顔や涙が気持ちがいいです。

みんな本気です。

本気で努力してきたから、涙が嬉しくて出てくるんですよね。

 

たくさんの初めてがどんどん増えている今日この頃です。

 

気持ちがいいジュエリースクールでいるように頑張ります。

 

 

 

 

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個人事業主必見!リスクが少なく起業ができるビジネスモデルとは。

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今日は少し難しい話をします。

 

ラヴァーグにはジュエリーブランドを立ち上げて仕事にしていきたい。という人が多く集まっています。

 

僕達もそういう人達向けの様々な企画を少しずつはじめています。

明日はこんなセミナーを開催します。← ここをクリック(でも、もうキャンセル待ちです。)

ラヴァーグ以外でもそこをサポートしたい。と思っている学校や先生もいると思いますが。

 

具体的にどのような成長を生徒達に指導をしていくべきなのか。を僕なりに最近感じている事を書いてみようと思います。

 

まず、僕自身の失敗談を少し書いてみます。

 

自分自身がモノ(ジュエリー)作りにある程度ストレスが無くなってきた状態で10年前に恵比寿にお店を立ち上げました。

 

でも、ぜんぜん上手くいきませんでした。

 

当時の帳簿を見てみると、店内に在庫した素材原価は230万円ぐらいでした。(僕的には頑張ったつもりでした。)

 

ただし、この230万円は実は損はしませんでした。(むしろ少し得をしたかもしれません・・・)

 

僕はお金が少ない個人の人にジュエリービジネスを勧められる理由の一つはここにあります。

 

最初は20代後半の恵比寿のOLをターゲットにした商品づくりをしました。(ほとんど売れませんでしたが・・・)

 

なぜ、少し得をしたかというと。ほとんど地金の商品を作っていたからです。そう地金はすぐに換金できる特性があるからです。

 

金(きん)を200万円買っても、換金性が抜群に高いのです。

 

ちなみに10年前の金相場は1gあたり 約1600円 です。今日現在は1gあたり ¥4580円 です。なんと2.8倍です。

 

230万円分の地金は529万円の価値に変わっていました。(もちろん売って始めてそうなるのですが・・・)

 

だから、僕は金素材を買うことに対してはあまりリスクを感じていません。むしろ、他のファッション産業の素材に比べれば遥かに安全です。

 

なぜなら、また溶かして作り直す事も出来るからです。(今ではハワイアンジュエリーのプアアリというブランドですが、随分最初の商品は作り変えたりもしました。)

 

布や革ではそうはいきません。売れない商品は、言い過ぎかもしれませんが無料でプレゼントするか、ゴミとして処理するしかないのです。

 

だから、洋服などのアパレルはセールをして、売り切るのです。

 

虫に食べられてしまうリスクもありません。

 

飲食ビジネスと比べても仕入れた素材が腐ることもないのです。

 

比べると、貴金属は安全なのです。

 

企業と比べて不安定な個人事業です。一度のミスで終了してしまう体力の人も多いし、借り入れなどをしている人は、一度の失敗で大きな荷物を背負ってしまいます。

 

だから、僕はジュエリービジネスは体力が少ない個人が起業するのに向いている。と思っています。

 

失敗から本当に学んだ事でもあります。

 

目指すゴールの規模(売上)を見誤らなければ、始めやすいビジネスの1つです。

 

古いビジネスモデルのジュエリービジネスしか知らない人は、ハードルが高いと思っている人もいると思います。

 

ただ、うちの生徒には、僕たちのブランドの現在の在庫を伝えると、そんなに持たなくてももっと上手く出来る。と言い切る生徒も現れているぐらいです。

 

新しい、始め方があるんです。

 

頭が柔らかい人達はどんどん増えている事を最近は感じています。僕ですら思い込みに縛られていたな・・・と思う時がたくさんあるぐらいです。

 

世の中の環境も変わってきました。ほんの少し前に上手くいくロジックがあっという間に間違いになってしまいマイナスになってしまう事もよくあります。(僕達もやられてしまいました・・・)

 

そんな失敗談は本当にたくさん話せます・・・。

 

でも、失敗して分かることがあるんです。

 

宝飾業界で良かったな。本当に。という事を。

 

僕らは、学んだ技術の活用の仕方を教えていく学校でありたいと考えています。

 

その為に、これからも努力と成長を積み重ねていきます。

 

 

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夢を叶えるジュエリースクールでありたい。

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今年もラヴァーグが応援しているデザイナーズフェスタが12月10日から4日間恵比寿で開催されます。

 

このイベントのオフィシャルサイトも出来上がったそうです。←ここをクリック。

 

今回の参加ブランドやクリエイター達は合計101名。出品点数は最早数える事が難しい量が来てしまい急遽1人当たりの出品点数を制限させてもらうような事態も発生しています。(みんなすごいです!!!!)

 

ラヴァーグのここ3か月は今回出展するクリエイター達を本気で応援していく為には何が出来るのかを話し合って来ました。僕たちは黒子に徹して何をすれば彼らの夢が叶うのか・・・

 

ジュエリー業界には僕らのように学校もあれば、工具屋さんや加工業者。小売店や百貨店のバイヤーさん。石屋さんやダイヤモンド専門の卸業者などなど、みんなが元気なクリエイター達の活躍を応援してくれている人達がたくさんいます。どうすれば、クリエイター達の未来が明るく照らされるのか。

 

彼らを応援したい。という温かい声もたくさんいただいています。(本当にありがたいです。)

 

技術を伝える事が僕達の学校のゴールではありません。

 

みんなの夢が叶う事が僕達ラヴァーグのスタッフ一同のゴールです。

 

技術を学び、限られた予算と時間を上手に使い自分自身のブランドを育てなくてはいけないのは、僕たちも同じです。

 

“ ブランディング ” この言葉は簡単に使う人もいますが、具体的に何をやればいいのかが分かっていない人。分かっていても行動に移せない人。そんな人達も多いのかもしれません。

 

ブランドを成長させる為に、ブランディングをする。僕達、宝飾業界で仕事をしている沢山の会社や社長さん達やスタッフの人達は本気でこれからのブランドを応援したいと考えています。

 

この展示会は一般投票により、優秀なクリエイター達を毎年選出しています。

 

過去に選ばれた人達は今活躍している人達も増えてきました。

 

この展示会はまだまだ小さい思いの集まりですが、いつかもっと大きな集まりになっていくはずです。

 

ラヴァーグという小さな学校では足りない事もあるので、いろいろな企業様に力を借りてみんなを応援していきます。

 

まだ、応援企業様の温かい声を僕達も待っています。ジュエリーデザイナーやジュエリークリエイター達を応援したい。という方は是非、僕達と一緒に応援をお願いします。

 

詳しい詳細は、ラヴァーグの校長の僕 “ 松尾 ” あてに問い合わせていただければと思います。

 

ラヴァーグへの電話 03(5789)3554 です。

 

参加者一覧のページもこれだけ集まってくると壮観です!!

 

デザイナーズフェスタ参加者一覧のページ← ここをクリック

 

みんなかっこいいよ!!!

 

 

 

 

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1年後に差がつくジュエリーCADのスクールの選び方。

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12月のクリスマスシーズンに向けてみんな忙しい中、随分ブログをほったらかしにしてしまいました。(すみません・・・)

本日も学校は賑わっていて、僕が作業をする机も今は生徒が使っているので、そういえばブログを書いていない・・・と思って久しぶりに書いています・・・。

毎日いろいろな変化があるので、みんなに伝えたい事は増えているのですが・・・

 

そんな中、今日は一年後に差がつくジュエリーCADスクールの選び方。という事を書いてみようと思います。

 

なぜ、こんな事を書く事になったのかというと、実はこんな相談もたまにあるからです。世の中にはそろそろジュエリーCADを学んでCADはできる。という人が少しずつ増えてきました。そんな人からラヴァーグに入学の相談ではなく、これからの進路の相談を受けたからです。

 

CADができる人は増えているんです。10年前に僕がジュエリーCADの学校を始めた時には珍しかった能力が今は普通のスキルになってきたのかもしれません。

 

ラヴァーグではエヴァンスというプラグインとライノゴールドというプラグインを使い分けていますが、基本的にはライノセラスという基本ソフトが宝飾業界では一般的です。(最もユーザーが多いソフトです。)

 

その人はライノセラスを使っている人で学校にも通い使い方を学んだそうです。

 

もう学び始めて4年近く経っているそうです。1時間ぐらいしか話す事が出来なかったのですが、今回話した内容をブログに整理してみます。という話になったので、もう一度整理をする為に書いてみます。

 

まず、なんでジュエリーCADを学ぼうと思ったのかを整理してください。と僕はいつも聞きます。

 

自分のブランドを持ちたい。その為にジュエリーCADの技術をみにつけて、いったん宝飾業界に就職をして基本スキルを身に着けたい。との思いから学んだそうです。

 

しかし、思ったように就職をする事すら出来なかったそうです。でも、お金をかけて、時間をかけてジュエリーメイキングとジュエリーCADのスキルを学んだので、なんとかならないのか・・・と努力を4年間以上続けてきたという状況です。

 

ここで、1年後に差がつくジュエリーCADスクールの学び方のポイント1です。

 

就職という第一関門をクリアする為には、何を注意しなくてはいけないのか。というと・・・。それぞれのブランドにはコンセプトやターゲットの違いがあるのです。客層も年齢も違うし単価も違います。採用担当者はジュエリーCADが出来る。というだけでは簡単には採用してくれません。

ましてやジュエリーCADに詳しくない採用担当者が多いのも事実です。CADの話を前面に押し出してはダメという事を忘れないでください。

でも、多くの採用担当者は実は優秀な人が多いです。当然ですが、優秀な人じゃないと優秀な人の見わけが出来ないからです。

当然自分の会社やブランドの事も熟知しています。ここがポイントです。

ジュエリーCADが出来るよりも大切な事は、採用してもらいたい会社のカラーに沿った、ジュエリーCADの作品を見せる事が重要という事です。面接の時に自己ピーアールをする時のポートフォリオの内容に重要度があるのです。

当然ですが、自社のコンセプトにあった作品を見るのと、全然違うコンセプトの作品を見るのとでは採用される確率は全然違います。

どこでもいいから働きたい。という人よりも、この会社で働きたい。という熱意ある人が採用されるのは当然ですよね。

 

どこの会社が伸びているのか。

どんなマーケットが伸びているのか。

業界はどのように変化をしていくのか。

どんな会社に就職すると、自分の最終目的にプラスになる会社で就職(学ぶ)する事が出来るのか。

 

そんな事を一番最初に相談しながら、そのブランドに必要なコンセプトやデザインを考えながら自習作品を作り上げていった1年間を過ごした人と、ただジュエリーCADの操作だけを学んだ人とでは、人生プランの差も大きく変わってしまうのは言うまでもありません。

 

目的が就職じゃない人もいると思います。そうラヴァーグに入学しに来る人にも多いのが、自分のブランドを立ち上げて、生活を支えられる処まで押し上げていきたい。という人達です。

 

ここでも、1年後に大きな差がついてしまうジュエリーCADスクール選びのポイントがあります。

 

それは、一番最初にどんなブランドを立ち上げていきたいのか。というゴールを決めて学んでいくのと、ただジュエリーCADのスキルを学んでいく人では差がついてしまう理由があるのです。

 

1年間というととても大切な時間です。それを無駄に使うか上手に使うかではここでも人生プランに大きな差ができてしまいます。

 

ただただ、ジュエリーCADの技術を学んでいる人と。最終的にどのようなブランドを作っていくのかが決まっている人とではどんな差が出てくるかというと・・・

 

最初から自分のブランドコンセプトに沿ったモノづくりをする人と、技術を学んでから考え始める人では、1年後に自分のブランドを立ち上げたときに、Webサイトや店舗に並べる事ができる商品の数が全然違ってきてしまいます。

 

だって、学校の先生が考えた作品を作っても自分のブランドの商品としては並べられないでしょ。

 

ゴールの形が見えている人は最初のLesson1から自分のブランドの商品づくりができるでしょ。

 

この差がとても大きな差に1年後にはなってくるのです。

すべての人が自分のブランドを作りたいと思っている訳ではないと思います。趣味として楽しみたい人は、テキストや先生の指示に沿って学んでいく事は安心です。技術は学ぶ事が確実にできるので。

でも、そうではない人は、お金も時間も無駄にしてはいけないのです。

 

最初がとにかく肝心なんです。

 

ラヴァーグでは、この最初を決める為に本気の人には2日間かけて、ゴールを決める相談をするコースもあります。せっかく、大切な時間をかけて学び、お金をかけて学んだのに、結局次のステップで止まってしまわないように相談に乗ってくれる学校はラヴァーグの他にも必ずあるはずです。

 

繰り返しますが、大切なお金と時間を無駄にしてしまわないように。 ”なんでも出来るようになる” を目指していてはダメな人達もたくさんいるんですからね。

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カンカン・トントン・コンコンコン。ジュエリーCADスクールに必要な音とは。

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さて、今日はうちの通信教育でジュエリーCADコースを受講してくれた人が遊びに来てくれた時の話です。

彼女の家はちょっと恵比寿に通う事が難しい県にあります。でも、たまたま東京に来る用事があったので恵比寿に顔を出してくれました。

もうLessonは終わっているので、自分の思っているものが出来るようになってきて、パソコンの前に座っているのが楽しくなってきました。と言ってくれたのが顔を見る事が出来ない通信講座の生徒さんのほっとする一言でもありました。

ただ、やっぱり悩みがあるそうです。

それは、パソコンの画面だけでいくらCADが出来るようになっても、画面の中では成立しても、なかなか製品にする事ができない。

という悩みでした。

どういう事かというと。

問題1 CADで上手く描けた。と思っても3Dプリンターでお金をかけて出力してみたら、思っていたものと違っていた。

この問題は現場で仕事をしている人もよくある話です。実物は数㎜なのに、パソコンのモニターは30cm以上あります。何倍にも拡大してジュエリーCADはモデリングします。ので、太いと思っていたものがとっても細くなってしまったり、曲がっていると思っていたものがほとんどまっすぐになってしまったり。とモニターと実物のギャップに苦労するのです。だから、造型機を用意しないとこのギャップを体感させてあげる事が出来ないので、3Dプリンターを学校内に用意しているジュエリーCADスクールが増えてきているのです。

しかし、3Dプリンターがあれば良いのか。と言うとそうではありません。

多くのジュエリーメーカーが複数台の3Dプリンターを所持している理由とは。

一言で3Dプリンターと言っても、色々な種類があるのです。

インクジェット造形方式、光造形方式、金属切削方式、WAX切削方式、FDM方式などなどです。

なぜ、ジュエリーメーカーが複数台の3Dプリンターを所有するのかというと、それぞれのプリンターには得意な形状と不得意な形状があり、高額な3Dプリンターでも出来ないクオリティーが低価格(100万円前後)のプリンターだと綺麗に出来る形状もあるのです。もちろんその逆もあります。

また、全てをジュエリーCADのソリューションで作り上げる事も難しく、手作りを始めプレスやワイヤーカットなど色々な知識や設備を駆使してみんなが何気なく手に取っているアクセサリーやジュエリーは作り上げられているのです。

実はジュエリーCADを学ぶという事は、あくまでもジュエリーを製作する過程でのひとつの手段を学ぶという事なのです。

自分が思い描いているデザインはどのような方式をもちいて製作するのが楽で綺麗なジュエリーが出来るのかを知り、適切な選択が出来るようにならなくてはいけないのです。

ラヴァーグではそれを体感してもらいたいと思っているので、各種3Dプリンターを、トップブランドと同じ様に用意しているのですが、これでも、まだまだ足りない事があるのです。

3Dプリンターの種類によって後処理がぜんぜん違ってくる。

 

これも、プロとして活躍している人なら分かる事なのですが、造形方法によって造形物の後処理が変わってきます。例えば、光造型などはサポートという支えが付くので、これを綺麗に取る為には少し技術が必要だったりします。また、CAD目と言われている地層のようなスジを取る事も必要になってきます。(キャド目がほとんど出ない造型機も出てきていますが、寸法制度を見越したデータ作りが必要だったりします。)

フルエタニティーリングなどサポートをつける事が出来ない形状はインクジェット造型機が向いているのですが、インクジェットの造形物はもろいので、慎重に扱うテクニックと、造形する時にも少し工夫をしておいた方が良い場合があるのですが、造形サービスビューローの仕事は頂いたデータをそのまま造形する事が仕事なので、持ち手を付けておくと後加工が楽になる。心金に入れて叩くのであれば、ここはつなげておいた方が良い。などなどを考えた造形用のデータ作りも知識と経験が必要になってくるのです。

ここに金属切削機などの知識が加わってきます。鋳造(キャスト)では表現できないけど地金だと上手くいく。というデザインなどには向いているのですが、刃物やCAMの問題もあって、これもまた、そのままのデータではなく造形用の工夫をしたデータ作りを必要とする部分があるのです。

光造形・インクジェット・金属切削機など、CAD目を取るのにもそれぞれの取り方があったりします。

しつこいようですが、みんなが何となく手に取っているアクセサリーやジュエリーはそんな工夫の末に出来上がっているのです。

問題2 やっぱりジュエリーCADを学ぶ為には工房は必要です。

工房を造るというのは実はとても費用がかかります。ジュエリーメイキングをトップレベルで作る為にはとても多くの設備を必要とします。ジュエリーCADだけを教えるよりもとても広い場所が必要になってきます。もちろん家賃などの固定費もおおきくなってしまいます。

 

でも必要なんです。

 

工房がなぜ必要なのかというと、多くのジュエリーCADを教えている人達の実績やキャリアを見てみれば分かると思います。

ほとんどの先生たちは、手作りの実績を明記しています。だからCADができるのだ。と・・・。

そのとおりだと思います。

やっぱりジュエリーCADだけ学んでいても使い物にはならないのです。

ほとんどの先生達は、CADの歴史よりも手作りの歴史の方が長い人がほとんどです。そしてその重要性を説いています。

そして、ジュエリーCADの先生の多くは沢山の造形や沢山のCADの実績を経験して先生になっているはずです。

最初から先生になろうと思っていた人は少ないように思います。つくって、失敗して、身についたんです。

 

だから、やっぱりジュエリーCADのスキルと手作りのスキルの両方を学ばなくてはいけない。という事なのです。

この2つを学ぶ環境を用意する事は少し大変です。

 

僕らもジュエリーCADを教える前に目黒で6年間手作りの技術を教える設備と経験を整えてから、10年前に正確に言うとその1年前ぐらいから準備を開始して、日本で初めてジュエリーCADを専門的に教える学校として恵比寿に開校しました。

さっき、3Dプリンターが5台あると書きましたが、最初から5台はもちろんありませんでした。(最初は小さなWAX切削機1台でした。)

10年かかって、設備を整えてきたのです。

そして、10年やってきたからこそわかる事があります。

ジュエリーCADを学んでいる人達のほとんど全ての人が、学校では音を出します。

 

カンカン・コンコン・トントントン  と・・・(もちろんキーボードを押す音も出しますが。)

 

この音がしてくると、ジュエリーが出来上がりに近づいてきている証拠の音でもあります。

 

通信講座で頑張ってくれた子の話に戻りますが。やっぱり、本当に作らないと学べない。と言っていました。もちろん日本全国には彫金教室がたくさんあります。

カンカン・トントンに囲まれている人は、囲まれながら通信講座で学ぶ事ができますが、やっぱり先生にお願いして学校にCADの設備を少しずつでも良いので入れてもらうお願いをしてみるのも良いかもしれません。

繰り返しますが、3Dプリンターで出力しないと分からない事もあるし、綺麗に鋳造したりゴム型を取る為にはある程度の造形物の処理をしなくてはいけないし、最後にやっぱり磨いたり石を留めたりしなくては残さなくてはいけない地金の厚さや磨いていく時の減り方などを学ばなくてはいけないんです。

 

ずいぶん長くなってしまいましたが、もう少し次回に続きを書いていきたいと思います。

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