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2011年 10月 の投稿一覧

安いだけの商品は買ってはもらえない。高いだけの商品はもっと買ってもらえない。

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ジュエリーCADができるようになると。

今まで高額だったフルオーダーでジュエリーを作るという事が低価格になって、お客様の為になる。

だから、CADを学んでフルオーダーで・・・

という事をいろいろな所で目にするし耳にもする。

そうか、CADを学べば低価格で原型がつくれるので、低価格の商品をつくれるから、エンドユーザーには喜んでもらえるはずだ。

そんな論理が成立しそうな気がします。

でも、それは大きな勘違いです。

確かに、低価格というのはここ最近魅力的なキーワードですが。

低価格志向の人にはそもそもフルオーダーに対するマインドは高くはありません。

逆に、フルオーダー志向の顧客を持っている小売店は、低価格なものを積極的に扱いたいとは思っていないのです。

がんばって安くして、エンドユーザーは喜んでくれるという事だけを考え、低価格にした結果。

販売店の人達の気持ちをすっとばした価格設定をしてしまっている事は避けなくてはいけないという話です。

いいものを安くではなく。

いいものを適正な流通で適正な価格で。

という事です。

自分の足元しか見ない価格設定をしても、エンドユーザーしか見ない価格設定をしても、適正な流通にのせられる準備をしていなければ中々思っているような売上げには届かない。

という話でした。

価格設定の難しさはそこらへんにあるのでしょうね。

いいものでも、信頼ができる流通を確保できなければ、世に広がっていかない。

そして、信頼ができる流通とは、単独一社だけが幸せになるような商品ではなく、メーカー・問屋・販社・顧客が幸せになるような商品という事なんでしょうね。

そんな話をしながら、それぞれの商品の価格設定の相談を生徒達としている今日この頃でした。

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ライノセラスの汎用性

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ジュエリーCADを学んで何ができますか?

まぁ、シンプルな質問があった。

単純にジュエリーが作れるようになる。

という事以外の答えを求めている人だったと思う。

一般的にジュエリーCADソフトと言われているソフトには、ジュエリーを作る事に特化させたCADもあるが、基本的にラヴァーグで使っているライノセラスというソフトは、いろいろな業界で使われているCADソフトでもある。

実際に僕が、ライノセラスの総販売元でもあるアプリクラフト社にライノセラストレーナーの認定を受けた時の講習では宝飾業界以外の人がほとんどでした。

それと、宝飾業界(ジュエリー)を作っている人達の中ではトレナーに認定をされたのは松尾さんが第一号だと思いますとその時にトレーニングをしてくれた斉藤先生から聞いた事を覚えている。

今では多くの人がライノを使ったトレーニングを独自の理論で教え始めるようになっているが、当時から比べると随分いい環境になったと思う。

話は戻って、他の産業にも使われているライノセラス。

このライノセラスという汎用性の高いCADソフトをジュエリーを作り安くする為に機能を追加したのがそれぞれのプラグインソフトという事であるが、ここの話は別の機会にしようと思います。

ラヴァーグではこのジュエリー以外の使い道という事について研究を続けてきた。

ライノセラスというソフトをジュエリーだけで使い終わってしまうのはもったいない。

と考えたからでもあるし、お金と時間をかけてソフトの使い方を学んだ人達の未来にも僕達は少なからずとも責任があると考えているからだ。

そして、ラヴァーグが考えたジュエリーCADのジュエリー以外の使い方とは・・・

アパレルをはじめ、鞄や靴などのほかのファッション産業に宝飾業界から進出していくというオペレーションになった。

その第一弾として、鞄やお財布などのファッション小物・ステーショナリーなどの文房具などをライノセラスを使ってデザインし、型紙を作り上げる事にしたのだ。

この狙いは実はとてもよくマッチングしたし、新しい道が開け始めている。

通常、紙に定規などでデザインに沿った型入れをするのだが、これはCADが最も得意とする部分でもあった。

そして、通常はその型入れされた紙をはさみやカッターを使って切り取り型紙を作っていく。

この型入れと切り出しに実は随分と手間と時間がかかる。

ジュエリーCADというかライノセラスを使えばここをいっきに短縮できる。

もう2年前ぐらいにスタートした話であった。

この型紙を切り取るというのは、アパレルなどの産業でもユニクロなどのトップメーカーは既に当たり前のようにレーザーなどによるカッティングプロッターなどを導入しているそうだが、まだまだ高額な為、一部にしか導入はされていなかった。

宝飾業界だけでなくアパレルなどの、教育現場にも最新技術はあまりなかったりもした。

また、いろいろと渡り歩いて調べた結果そのように感じた。

カッティングプロッター。

型紙の繰り返し使用。

いろいろな条件を加味して、このオペレーションにあった設備を導入していく必要があった。

実はそれが、ラヴァーグの5台目のCAD造型機であった。

既にラヴァーグでは、様々な鞄や小物などが、CADのソリューションを通して作り上げられている。

ラヴァーグには鞄職人であった先生もいる。

ラヴァーグの未来。

というか宝飾業界の未来。

は、僕達は他のファッション産業に侵食されてきた僕達のいる業界から、今度は逆にジュエリーのスキルを使いこなしたファッション産業に進出していく事だと考えている。

という話をした。

そして、CADで作り上げた型紙データ。

そのデータを実物の型紙として生み出す環境。

ミシンや革漉き機などの設備も既にラヴァーグには揃っています。

ジュエリーCADは次のステップにいってもいいのでは、という別の使い道の説明でした。

詳しい話を聞きたい方は是非ラヴァーグに見に来てもらえればと思います。

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こんなの売れないよ!

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なんて商品をつくる余裕はないですよね。

だけど・・・

つくってお店において置くと売れるんです。

こんなの!

って奴。

正直、トレンドを追っかける商品やスタンダードな商品の方が間違いなく量は売れる。

だけど・・・

こんなのも売れるんですよね。

僕は、売れなさそうな珍しい奴の価格設定は他の商品より若干高めに設定する事をすすめています。

だって、たまにしか売れないものを安くしてしまっては成り立たないからです。

これは・・・

売れ残ったものを安くするという手法と、売れなさそうだから安くするというのではテクニカルな意味ではぜんぜん戦略が違うという事です。

それと・・・

売れ残る。

という状態はどういう状態かを考えて見ましょう。

全て売れないのであれば、ブランド戦略を考え直さなくてはいけないかもしれません。

しかし、その商品だけ長く売れていないというのであれば、話は変わってきます。

長い時間かけて売れていく商品もあるという事です。

この商品はさっと売れて欲しい商品。

その商品は長い時間かけて、誰かに見つけてもらいたい商品。

分けて考えて良いんだな・・・

と最近気がつくようになりました。

トレンドをはずして、これはそうそう売れないでしょ・・・

なんて商品が、あっという間に絶賛されて売れていく。(まぁ、こういう商品はいっぱい作っていませんけどね。)

人の好みは分からないものです。

そして、いろいろな人がいるものです。

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いつからスタート?もうスタートしているんです。

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今日もね、ラヴァーグに来てくれた人と話をしていた時に出た話しです。

ジュエリービジネスはいつからスタートして良いのか。

という話ですが。

技術が上がってから?

お店をもててから?

ネットショップを立ち上げてから?

誰かに認められてから?

経験を積んでから?

いいえ。

違います。

始めたいと思って、ラヴァーグに来た時からもう始まっているのですよ。

という話をした。

ラヴァーグに入学する。

というと、実はとてもお金がかかる。

僕はそのお金を作り上げ始めた時点で、既にスタートは切れていると思っている。

もちろん、ラヴァーグだけではないけれど、どこかのジュエリースクールに入ろうと思った時点でスタートは切れている。

もっと言うと、ファッションに興味を持った時が最初の最初です。

そこが、ジュエリービジネスのスタート地点です。

興味を持ち始めてからもう何年経っていますか?

そこから、いろいろな情報を集め。

技術を学ぶ為の環境をつくりあげ、とうとう立ち上げる為にラヴァーグに来たんですよね。

だから、その時点で既にキャリアはあるんですよ。

という話をしています。

ふと思いついて、突然お金を捻出できる人は少ないと思っています。

大切なお金、大切な時間を割いて、自分の未来の成功を信じて投資をし、努力を開始する。

それが、僕達の考えるジュエリービジネスのスタート地点という話でした。

キャリアがないと始められないと思っているのは、どこの何のキャリアの事を指しているのかを考えてみましょうね。

本質を間違わないように気をつけましょう。

という話でした。

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広告の意味を考える。

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広告をうつ。

広告費をかける。

何の為?

宣伝?

そんな話を生徒や取引先とよくする。

そして、僕は広告をうつ目的を二つに分けて考えなくてはいけない。

という話をする。

詳細は長くなるのでここでは省きますが。

効果がない広告。

逆効果の広告というものも実は多い。

広告をうって、お客を減らしている商品が実は多く存在する。

広告をうっているのに、売上が上がらない商品は実は出稿した媒体のせいではなく、自分自身サイドに問題があるケースも多いのだ。

一言で言うと。

準備が出来ていないのに、早く売上をたてたいが為に無理してお金をかけると、実は大きな無駄を生み出してしまっている事が多いという事だ。

そんな事を考えながら、大切な予算を割いて上手に広告をうっていってもらいたいと思う。

上手な広告をうつ。

というのは実はとても難しいアドバイスになるけれども。

これだけはやってはいけない。

というアドバイスであれば、既に経験をしてきた道なので、ラヴァーグに足を運んでくれた人達には伝えていければと思う今日このごろでした。

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