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2010年 12月 の投稿一覧

コネクトデスクチーム来訪。

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という事で、授業は今日で最後です。

本年度はみなさまありがとうございました。

来年度もしっかり頑張っていこうと思います。

昨日は甲府からコネクトデスクチームが来訪してくれました。

代表の吉田さんと1時間ぐらいのつもりが3時間近くいろいろと話を聞かせてもらいました。

甲府という土地がら、どうしても地場産業でもある宝飾業界の視点。

宝飾のモノづくりの視点。

になりがちですが、経歴が宝飾業界で育った後にプロダクトデザインの経験をしている事から、一歩離れた視点を持っている印象をいつも受けます。

目先の事にとらわれがちな中、中期・長期の視点を持って実際に行動に移している人に僕はあまり出会う事ができていません。

いつも勉強になります。

今回、わざわざ甲府から来てもらったのはつい先日別の用事で久しぶりに話す機会があったので、会いましょうよ・・・

と年末の忙しい中僕がいったのが、3日前ぐらいのことだったような気がします。

そしたら、昨日突然「これから行きます。」との事。

このフットワークの軽さはいろいろな情報をつかむためにはとても重要な事なんだと思います。

わざわざ1日開けて、2万近くの交通費を払い甲府から恵比寿まで来る。

この年末の中凄い行動力です。

しかも、なんの得にもならない話なのかもしれないのに・・・

3時間の話の中で僕が感じている事やこれからのラヴァーグの取り組みなど、いろいろと協力をしてもらえるとの話になりました。

一度だけ甲府のコネクトデスクの新しい学校に行った事があるのですが。

とても素敵な空間で、いまどきジュエリーCADでしっかりと設備を整え、20人近くの人数を同時サポートできる規模の学校を開校させる事ができる所はしばらく出てこないだろうと思っていた中、驚いた事を覚えています。

生徒同士のコミュニケーションスペースまで完備しているのは僕もうらやましいと思いました。

その雰囲気だけでも見に行く価値があると思いますので、CADを学ぶ選択肢のひとつとしてコネクトデスクはとても良い環境を作り出せていると思います。

という事で・・・

今年最後のブログになりますが・・・

年末年始はクリスマスシーズンの注文をハワイの工房に行きながら処理していきたいと思っています。

良いお年をみなさんお迎えください。

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ラヴァーグジュエリースクール価格改定のお知らせ。

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来年度より、ほぼ各コースの価格を改定いたします。

来年度以降の長期ビジョンを実現し、ここ数年行ってきた学校設備の最新化を継続し続けて行く為にも授業料の値上げを行います。

値上げに伴い、教育スタッフの強化を同時に実施し各担当スタッフの人材育成にも学校をあげて助成制度を確立し、スタッフのレベルアップを維持し続けます。

生徒増加にともなうここ最近の負担を軽減する為にも、今後の入学希望の方にはご負担をお願いする形になりますが、ただの値上げではありません。

各コースのカリキュラムの変更も同時に行い、教育カリキュラムの最新化を図っていきます。

レーザー溶接機などの最新設備の講習を講座として授業外に設定されていたのですが、標準カリキュラムに導入されます。

宝飾加工の現場では当たり前になっている、レーザー溶接のテクニックやポイントなどのスキルもほぼ全てのコースで身につける事が可能になります。

また、入学時には消耗品などのスターティングキットが無料で配布されます。

全ての生徒の本気を実現していく為にも、ラヴァーグの教育カリキュラム・設備を今後とも他のジュエリースクールの追随を許さない環境を整えていく努力をし続けていこうと考えております。

そして、卒業後の独立サポートも具体的に細分化していきます。

ジュエリースクール運営を考えている方達にはラヴァーグの運営ノウハウの提供。

生徒管理システムの低価格販売など11年間かけて積み重ねてきたシステムを多くのジュエリースクールと共有していけたらと考えております。

全国の彫金教室・銀粘土教室・CAD教室と連携して今後の宝飾業界を目指す人材の育成をサポートしていけたらと考え、現在様々なプロジェクトを進行させています。

そして更に、幅広く人材の募集を開始します。

雇用形態や正規雇用にこだわらず、プロジェクト採用形式、アルバイト採用など幅広い雇用形態で募集します。

どんな人材を募集しているかというと、これからの宝飾業界を目指す人材の強力なサポートができる人材を募集します。

現在の宝飾業界の環境をどのように変更していくべきなのか、どのようなプロジェクトを作り上げていくべきなのか、僕達のチームはいつもそのような事に頭を使っています。

これからの宝飾産業のありかたを一緒に考え作り上げ、実現させていくチームの人材を募集しています。

そのような人材から多くの人達がジュエリーを学びたいと考えるはずだと私達は確信しています。

また、来年はいろいろな困難が待ち受けているとは思いますが、更に力を入れて頑張っていこうと思います。

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AKI-OKA行ってきました。

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年末の挨拶と納品等でたぶん今年最後の御徒町に行ってきました。

気になっていたAKI-OKA行ってきました。

今回のプロジェクトのコンセプトは僕はとても好感がもてています。

それは、WORKSHOPという事が条件である。

ということです。

ただ物を売るショップはこの商業施設には入店できず、工房を併設する事が条件となっているそうです。

僕も、これから残っていくお店のあり方はWORKショップだと思っています。

という事でとても興味があったので行ってきました。

出店している人達には是非頑張ってもらいたいと思いつついろいろと見てきました。

そこで、いくつか気が付いた事を書いてみようと思います。

それは、商業施設としてのスタートのコンセプトは素晴らしい。

ですが、運用の部分でJRの匂いがとてもします。

例をあげるとディズニーランド。

ディズニーランドはスタートのコンセプトワークはもちろん、運用の部分の管理が徹底しています。

それがあの世界観を演出し続けているというのをみなさんもご存知だと思います。

どういうことかというと・・・

基本的にはWORKがあるのが大切という事で、通常の販売のエキスパート達が集まっているお店ではなく、職人達が集まっているお店である。

という事が最大のメリットでもあり、デメリットでもあるという事を感じました。

当然、職人達ですから接客という部分やお店のお客様を喜ばせる為の演出を現段階で高いクオリティーを求めるのは難しいのかもしれません。

だけど、それは職人達を集める。というコンセプトを決めた時になんとなく予想ができたはずです。

販売のエキスパートを職人にするのではなく、職人に販売のスキルを求めている状態です。

なので、今あそこに出店している人達の商品はとても良いものがおおかったのですが・・・

なぜか、買うところまではなかなかたどりつけない感じがしました。

まず、寒い事もありだいたいのお店が扉を閉めてしまっていました。(もちろん頑張って開けているお店もあります。)

ガラス張りのお店が多いので外から店内の雰囲気はなんとなく見ることができてしまうので、戸が閉まっているとわざわざ戸を開けるのは勇気と労力が必要です。

その為、外から眺めて終了。

なんてお店がいくつもありました。

ヴァンクリーフのような単価が高い商品を売るのであれば扉を閉めるという戦略もありなのかもしれません。

しかし多くの価格帯からすると気軽に入って手にとってもらうだけでなく、今回のコンセプトでもある職人達のWORKを見てもらったり、職人達にモノづくりのこだわりを聞いて見たり、普段の銀座や六本木や渋谷などのお店では経験する事ができない事を体験してもらう事が最大の狙いだったのでは・・・

と思います。

しかし・・・

やっぱり職人達です。

まだこれからの段階であーだこうだ言う段階ではないと思いますが・・・

JRは入店している職人達にいろいろな誓約をさせて入店してもらっている訳ですから、商業施設としてエンターテイメント性を維持し続ける必要があります。

ハードは良いけど・・・

ソフトが追いついていないという印象をとても強く受けました。

お店に入っても、声をかけてきません。(もちろん全てのお店ではありません。)

最近では言わないほうがよいという話もある“いらっしゃいませ”をみんなで徹底しているのかもしれません。

だけど、作業をしている中でも、振り返ってにっこり笑うという事ぐらいはしても良い気がしました。

また、お叱りを受けてしまうかもしれませんが・・・

モノづくりのプロ達が、販売のプロをも目指すプロジェクトです。

JRにはそのサポートを徹底してもらいたいと思いました。

中の管理の部分の詳細は分かりませんが・・・

せっかくともった、職人達の火が消えてしまわないようにみんなで応援して行きたいと思います。

ちなみに、小さな革のアクセサリーを買ってみました。

僕からのほんの少しの応援の気持ちでした・・・

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日本宝飾クラフト学院へのお詫び

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ラヴァーグのWAXコースの説明の中に、露木 宏 さん著の“ワックスモデリングの基本”について

内容は非常に良いのだけれども、古いとの記載を7年前から掲載していた件についてのお詫び。

2010年12月21日付けの簡易書留で宝飾クラフト学院の露木宏さんからラヴァーグのホームページ上にある“ワックスモデリングの基本”についての内容がクラフト学院、及び露木さま本人への信頼を著しく害しているとの指摘を受けました。

“古い”との表記については人それぞれの感覚がある事を理解し、ラヴァーグのホームページ上から削除をいたしました。

関係各位の気分を害してしまった事を深くお詫びいたします。

また、僕自身の主観からの発言が気が付かないところで多くの人を傷つけている事もある。

という事を改めて理解し今後このような事がないようにしていきたいと思います。

ラヴァーグ校長 松尾琢磨

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CADや宝飾のメイキングを教えるだけではなく、ビジネスモデルをしっかりと教えてあげてもらいたい。

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プロを育てる。

という学校も多い。

就職ができる。

という学校も多い。

以前も書きましたが、どんなプロを育てているのですか?

どんな業界の、どんな会社に就職ができるのですか?

または、成功というレベルは人それぞれあります。

どのレベルの成功までをそこでは到達する可能性があるのですか?

後はあなた次第です。

どこまでは一緒に進んでいってもらえるのですか?

どこからは、頑張りましょう。

という言葉に代わっていくのですか?

自分達にも当てはめてみると、やっぱり僕達自身もこの事は明確にしていかなくてはいけない事なのだとも思います。

プロになれる。

だけど、アルバイトをしながらプロと言っている人もいます。

プロ。

と言っても、本当にいろいろなレベルがあるのです。

そして、教育機関の人達は、もちろん僕らラヴァーグも含めて、もう技術が高いというベクトルと、マーケットのニーズはほんの少しずれている。

もちろん高いに越した事はない。

だけど、日本貿易振興機構(ジェトロ)が調べてくれた、世界というか、アジアというか、これからの世界のマーケットの現在のニーズは、日本のモノづくりを高く評価はしているけれども、そこまでの品質はもとめていない。付加価値より基本性能の高さ。金額の安さを現在は求めている。

という事が明確にある。

という事。

ちなみに、ジェトロが依頼して矢野総研の中国の会社が調べ上げたそうです。

これからの時代の日本という価値はどこにあるのか。

ぼくはいつもそんな事を考えています。

日本品質。

というものは本当に未来に向けて安全なファクターなのか。

他の国では真似をする事が本当に出来ないものなのか。

僕達が通用する。

と思っている事が意外と簡単な事だったりはしないのか。

他国に真似をする事ができない。

という本質はどこにあるのか。

そんな事を考えて、日本のモノづくりにたずさわる、製造から販売までの人達が力を合わせていかなくてはいけない。

目的を明確にして、それを目指して努力を積み重ねる。

会社というものは企業の経営理念がとても重要です。いろいろなビジネス書にもそう書いてある。

その企業の目的。

学校の生徒達でいうと、生徒達の目的。

どこを目指させればいいのか。

ゴールは僕も実は分かってはいない。というよりいつもぐるぐる変わってしまう。

だけど、方向だけはひとつにしぼりきれてきた。

日本のクリエイター達を抱える業界の未来は、“おもてなしの心”

この事について書くととても長くなってしまうので。

この“おもてなしの心”とはなんなのか。

どうしてのこのマインドが大切なのかは世界の中の日本というベクトルでそれぞれも考えていってもらいたいと思う。

現在もまだまだな僕自身ですが、もっとまだまだな頃支えてくれた多くの人達の未来を明るくする人材を多くの教育機関の人達が作り上げてもらいたいと思っています。

どんなビジネスモデルを形成し、それぞれの体力にあった、今現在の行動指針をそれぞれのスタンスで生徒に伝えていってくれる学校が増えてくれればと思う今日この頃です。

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