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2010年 12月 の投稿一覧

ラヴァーグの生徒達の未来はどこへ・・・

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もう、僕の学校も12年目という歳月がながれはじめています。

卒業していく生徒達もいれば、10年近く通い続けてくれている生徒もいます。

そして、いろいろな所で活躍をしはじめています。

振り返ってみると、ラヴァーグが何かをしたからというよりは、その活躍をしている人達は自分達の努力で道を切り開き、道を作り上げている事を感じます。

ここ最近も、具体的な結果をのこしはじめた生徒達が増えてきました。

先日も、“日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011”のキャリアクリエイト部門をHASUNAの白木さんが受賞した事を聞き、改めて彼女の行動力とパワーの凄さに感心させられます。

また、SHINとして活動しているクリエイターのSHINさんも渋谷のパルコに今年のクリスマスはエントリーしているとの事を聞いたり、

ママリングのデザイナーのよごさんも、新しい商品企画を頑張って生み出し今年のクリスマス商戦に間に合わせ、店舗のほうに発送できましたとの嬉しそうな笑顔を見たり。

CADも使いこなし、伝統技法まで駆使している木目金工房の八など様々なところで活躍をしはじめていたり。

一見ジュエリーとは関係がないようで、そのラヴァーグでCADを学びその技術を使って起業してフィギュアをくりあげ、新しいカルチャーを作り上げているジャイアントホビーの竹内氏と加藤氏が会社を立ち上げ、中野にお店まで出店したり。

先日の松尾塾に参加してパッケージの大切さを聞いてすぐにアクションを起こし始めたクリエイターのおおたさんが、嬉しそうに注文が入ったとの報告があったり・・・

いろいろな人達がそれぞれのジャンルで新しい道を切り開きはじめていて、なんだか僕も負けてはいられない。

そんな気持ちにさせてもらっています。

いま、種をまいてこれから芽を出していく人達。

もう小さな芽を出している人達。

そんな人達も大勢いて、いろいろな考え方や技術を僕らも学ばせてもらっています。

厳しい世の中とはいえ、既に結果を出し始めている人もいるし、これから成長をしていく人達も多くいます。

僕らのチームもそういう人達とともに成長していけたらと思う今日この頃でした。

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日本のモノづくりの職人達の未来はどこへ・・・

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さて、今日は少し違う視点で宝飾業界を見てみようと思います。

以前も書きましたが、宝飾業界のメリットとは何だと思いますか。

それは素材に高い価値があるという事です。

この事が何をもたらすのかと言うと、ジュエリーは他のファッションアイテムの中でも単価が高いという事が起きてきます。

僕は、ここ最近宝飾業界で仕事をさせてもらっていて、本当に良かった。

と思っています。

精神論的な話ではなく、僕らのような少ない資本ではじめるスタートとして宝飾業界は魅力的だという事です。

それは、何故か一見参入障壁が高そうなイメージはもちろんあります。

それは、他の産業に比べて製造原価が高いという問題があるからです。

金・プラチナ・ダイヤモンド。

既に素材として高付加価値な素材です。

その為、アパレルやバッグと比べても高い原価がかかります。

一見、なかなか取り組みにくいイメージもあります。

しかしながら、低資本で始めていく為には、

販売戦略が実は随分限られてきます。

限られた戦略の中で大切な事は、しっかりと売上をたてるという事なのですが・・・

以前も書きましたが、売上げとは・・・

売上=来店客数×売上単価

です。

低資本の状態ではまず来店客数を増やす事は実はとても難しいものです。

もちろん、お金が無くてもなんらかのフックがあって来店客数を伸ばすシステムを持っている人は別です。

しかし、多くの人達はなかなかそうはいきません。

来店客数を伸ばすにはお金か時間がかかるのです。

その為、最初の制限は薄利多売はできないという事になってきます。

来店客数が少ないのでそもそも多売はできない。

という事は、低単価な商品を売ってはいけない。

という事になってくるのです。

単価が高い商品をつくる。

これが大切です。

しかしながら、お金がないのに単価が高い商品を作れないでしょ・・・

と思う人がいるかもしれませんが、その問題は意外と簡単に解決する事ができます。

その話はまた今度にしますが、この高単価の商品を他のファッション産業で作り上げる事は実は意外に難しいのです。

布や革といった素材で10万円の商品を作る。

考えただけで、ノンブランドでは難しい気がしますよね。

しかし、ジュエリーで10万円の商品を作る事は意外と簡単です。

ここは実はとても大切なポイントです。

生活を支えていく。

収入をえていく。

自分達の思っているような未来を作り上げる。

そんな風に考えている宝飾以外のクリエイターたちは多いと思います。

アパレルを学んでファッションブランドを立ち上げている人達。

シューズメイキングを学んでシューズブランドを立ち上げている人達。

バッグメイキングを学んでバッグブランドを立ち上げている人達。

家具製作を学んでインテリアブランドを立ち上げている人達。

陶芸やその他のいろいろな工芸品を作る技術を身に付け、それを仕事として成立させる事を努力している人達。

いろいろな人がいると思います。

全てのジャンルの人達が同じ様に悩んでいることがあるという事を最近僕は感じ始めています。

売上げを上げる事の難しさはどのジャンルでも簡単ではありません。

沢山お客様が来てくれているけど・・・

沢山売れているけど・・・

ビジネスとして継続していけない場合もあったりします。

僕は、ファッションデザイナーやバッグデザイナーやインテリアデザイナーやスタイリストや○○職人の人達の多くが、ジュエリーメイキングを学び、自分達が歩いてきた匠の道に、ジュエリーを商品ラインナップに加えていく事を勧めていきたいと考えています。

お客がお店に足を運んでくれた時に、エンターテイメント性があるお店作りができるように僕達も頑張っていこうと思います。

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学校経営の注意点。

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学校経営をしたい。

学校経営をしている。

彫金教室を経営したい。

彫金教室を経営している。

いろいろな人達がラヴァーグには足を運んでくれる。

今月の講演でも教室経営をしている人達が多く来てくれた。

そして、それぞれの問題点を聞かせてもらった。

ラヴァーグに個別に足を運んでくれる人と、講演会に来てくれた人達の問題は実は多くは似通っている。

スケールは様々。

だけど問題は似ている。

例えば、ひとつ例をあげると・・・

生徒の定着率。

この定着率をあげることをあまり気にしていない学校も多い。

というか、これをチェックするシステムを作り上げていない学校が多い。

毎月の入学者を集める事に躍起になってしまう気持ちは分かる。

だけど、入学した生徒達をしっかりと見てあげる事も同じくらい大切。

たまたま入学者が多い月は、よかった。

入学者が少ない月は、不安になる。

その原因をしっかりと把握しなくてはいけない。

なぜ、続かないのか・・・

なぜ、続いているのか・・・

僕が気をつけている事は、生徒達の目的を技術の取得だけにしない事をスタッフにはいつも話をしている。

技術の取得を目的にしている人達は、技術を取得してしまったら、もうこなくなってしまう。

ということは、常に生徒を募集し続けなくてはいけない。

新規の募集はお金がかかる。

お金をかけ続けなくてはいけない。

なぜ、生徒がやめていってしまうのかをしっかりと把握していく事は、入学者を増やす事以上に大切な事なのだと思う。

入学しやすい教室は、退学もしやすいものでもある。

いかに入学しやすくばかりを考えていると・・・

せっかく入学してくれた生徒があっさりとやめていってしまう。

入学はしやすいという事も大切だけど、しっかりと考えて、他の学校と比べて、自分達の学校が選ばれる理由を生徒達が分かりやすい基準で説明し行く事ができるようにするのも大切な事だとも思う。

一番、残念な営業は・・・

他の残念なところを一生懸命並べて、自分の得意なところを一生懸命ならべてしまう営業をしてしまう事なのだと思う。

気持ちは分かる。

だけど・・・

何を学ぶかも大切だけど・・・

誰から学ぶかも大切。

人として魅力的な人を全ての先生達は目指すべきだ。

そして・・・

入学希望者達には、出口を明確にしてあげる努力をしていかなくてはいけない。

正確な答えを言ってあげられる人はいないと思う。

だけど、自分自身も同じ様に努力をしている事を伝えてあげてもらいたい。

一緒にがんばりましょう。

この言葉は多くの人がかけてあげれるはずです。

先生というと・・・

高いところにいきがちだけれども・・・

同じ目線に立って、同じ様に努力してくれる先生もとても魅力的だと僕は考えています。

僕も、校長という肩書きが自分自身を縛り付けてしまう事がある。

立場や肩書きがなくなってしまえば、どんなに気軽か・・・

まぁ、そんな事は置いておいて・・・

学校を経営する。

この楽しさは、できれば多くの人達も感じてもらいたい。

経営をする。

利益をあげる。

大変だけれども、やりがいがある仕事です。

僕が気が付いている事はなるべく多くの学校経営をしている人達と共有していければと最近は思っています。

少しでも、活気がある宝飾業界になってくれるように僕自身も頑張っていきます。

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何を目指しているのか・・・

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昨日はお休みで開発段階の子供用バッグが完成したので、息子のリョウマとおでかけをしました。

かばんの中には、ヤクルト3本。

飴の缶。

プリッツ。(バター味)

お気に入りのSLのおもちゃ。

はじめてのバッグもお散歩をしながら、なにかと理由をつけてお菓子を食べ、ヤクルトを飲み・・・

最後には、飴の缶だけが残り、本人はバッグは用済みになり「パパ持って」になりました。

だけど、家に帰ってからはその鞄に更にいろいろなものを詰め込んで楽しそうにしていました。

まだ4歳なのでジュエリーを子供が普段使いが出来るものとして贈ることができなかったけれど・・・

今回の鞄プロジェクトは幅広いターゲットの可能性を感じました。

4歳の子供を喜ばせる事ができた。

ジュエリーのプロ集団が作り上げる様々なファッションアイテム。

僕の頭の中はそんな楽しみでいっぱいです。

僕も頑張っていきたいと思います。

それと、昨日の月曜日にいった講演会の話をほんの少し・・・

岡山や大阪から足を運んでくれた人もいて、いろいろな人のいろいろな悩みや問題点を聞く事ができました。

ジュエリーを学んだけれども・・・

お店を開いたけれども・・・

教室を開校しているけれども・・・

ネットショップにチャレンジしているけれども・・・

みんなそれぞれの悩みや僕のセミナーに参加してくれた動機を聞いてみると、ほとんどの人達が他の人の悩みでもうなずいていました。

みんな進んでいくと当たる壁は似ています。

それは、どういう事なのか・・・

それは、どこの学校も似たような事を教えているという事なんだと思います。

モノづくり。

とても楽しい時間です。

技術の探求。

とてもやりがいがあることです。

たぶん、多くの学校では技術の高い生徒達が毎日いろいろな所で生み出されているのだと思います。

テクニカルなスキルはたぶん終わりは無いと思います。

と言う事は、ここまでやればよいという事がない部分です。

しかし、時間は限られている人が多い中、その努力だけでそれぞれの人達が目指している結果にたどり着く事ができるのかは、まだ僕達のチームでも模索し続けている問題でもあります。

いかに、短期間でジュエリービジネスをスタートする事ができるのか。

なくても始められる事が多い中、最低限用意しなくてはいけないものは何なのか。

ほんの少しのアドバイスで、大きな前進をする事ができる人もいる。

あんなにやる気がある人達が結果を出せないのは、本人達だけの責任ではない。

そんな環境がある中、僕達ラヴァーグができる事は、現在そんなに多くはないのかもしれません。

出来る限り早く、出来る限り丁寧に、よい環境をつくりあげる事をしていきたいと思います。

これからの宝飾業界を背負っていく人達の為にね。

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お金と時間は限られている・・・

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努力が無駄になる事はない。

人生においてたぶん無駄なんて事はないと思う。

努力していた事が、目論んでいた結果を生まなくても、いつかどこかで良い結果をもたらしてくれる事は必ずある。

僕はそう思っている。

だけど・・・

無駄はない。

とは大きな人生というスケールの中での話。

もし、目的がしっかりしているのであれば、なるべく遠回りはしないほうがいい。

時間とお金は限られているのだから。

特に、ビジネスをするという目標を持っている人はなおさらです。

必要以上のお金をためてからスタートをする必要はない。

必要以上の技術をためてからスタートする必要はない。

必要以上になんでもできるようになってからスタートする必要はない。

学校の先生を目指すなら・・・

技術チャンピオンを目指すなら・・・

技術者達と高いレベルの理論を話し合いたいなら・・・

必要な事もある。

だけど、自分で作ったジュエリーを売る。

というシンプルな目標にしぼるなら、実は多くの必要だと思っていた事はなくてもスタートできる。

なぜなら、みんなの後ろにはビジネスというスタンスで高い技術を持った人達が下請けとして仕事を請け負ってくれるのだから。

時間は限られているでしょ・・・

お金は限られているでしょ・・・

今の努力はどこを目指している努力なのかを考えてみよう。

後回しにしていいこともあると思う。

先にやらなくてはいけないことがあると思う。

そんな順序を教えていく事が今のラヴァーグの役目なんだと思う。

どこをどれだけ用意しなくてはいけないのかが分からなくなっている人達と、今現在の最短距離を見つけ出すことができればと思う。

そんな話をあと30分後には話すことができればと思う。

さぁ、あと30分。

ぼんやりしよう・・・

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