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2010年 9月 の投稿一覧

ファッション業界、宝飾課という考え方。

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今日は、ビックサイトのギフトショーに行ってきた。

その理由は・・・

今までの僕達のお店のあり方をもう少し見直す事にしたからです。

今まで僕は、このブログの中でも宝飾業界という言葉を良く使っていました。

しかし、ある人につい先日その事について指摘を受けました。

宝飾業界の人は宝飾業界というくくりを持っているけど・・・

私達から見たらファッション業界というくくりの一部です。

実は、僕自身いろいろな所でサマンサタバサをはじめ多くのアパレルメーカーやファストファッションブランドは、衣服だけに留まらず、靴、アクセサリー、かばんにまで商品を広げている。

だから、アパレルブランドのショップに足を運ぶとトータルでファッションを提案している。

しかし・・・

宝飾業界はジュエリーだけ。

ショッピングモールに足を運ぶと、格安のアクセサリーショップには人がいるけど、ジュエリーショップには人はまばら・・・

そんな事は少なくない・・・。

だから、ジュエリーショップもジュエリーだけでなく、ファッションを提案する必要がある。

という話をしておきながら、自分自身は宝飾業界という視点を強く持っていた。

頭が固い・・・

外から見たら僕達の業界はファッション業界。

なんて事がない話だけど、僕はほんの少し感動した。

ジュエリーを提案するというより、ファッションを提案する。

どんなファッションをお薦めしているから、このジュエリーが似合います。

というように、トータルで提案する技術と能力が必要である。

という気持ちを強く持つようになった。

だけど・・・

他と同じものを用意してもしょうがない・・・

新しいモノである必要がある・・・

それでいて潜在的にニーズを感じられるもの・・・

できれば、僕達のジュエリーメイキングのスキルを活かした違う商品企画。

そんな事を考えて試行錯誤していく中。

プアアリというお店を考えると、僕達はあまりにもジュエリーに偏った能力しか有していない。

すぐにファッションをトータルで提案と言っても、なかなか全てを自社開発していく事は難しい・・・

そんな当たり前の事に気がついた・・・

もう頭の中は宝飾業界ではなくファッション業界の宝飾課という考えにスイッチが入った。

今まで積み上げてきたものを活かしながら、新しいチャレンジをはじめる。

その為には他者とのアライアンスを組むと言う決断をした・・・

その第1歩目として、今日はギフトショーに行ってきた。

OEMを依頼する為にね・・・

卸してもらう事は考えない。

どこにでも売っている商品を並べても瞬間でしかないと思うから・・・

自分のところでしか手に入れる事ができない商品をつくり上げる新しい努力をしていこうと思います・・・

さぁ頑張ろう!

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クリエイターズブランドを立ち上げる人達へ・・・

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今日の午前中は学校をクローズした。

そして、ラヴァーグ全スタッフが集まって、近くの会議室でのミーティーング。

なかなか、アルバイトの先生達もひっくるめて全員が揃うのは珍しい・・・。

今日の会議の目的は、ラヴァーグの5年後・10年後のビジョンについて話し合う事だった。

企業としての成長の方向。

予想できる問題やライバルの出現などが話し合われた。

そもそも僕達ラヴァーグの想定するライバルはどこにあるのか・・・

実は多くの人達が思っている所と僕達が思っているところとは少し違っているのかもしれない。

例えば、ラヴァーグに入学している生徒の傾向を見てみると・・・

女性が多い。

社会人が多い。

という事からも、高校生などの学生をターゲットにおいている、ヒコなどの専門学校やクラフトなどの学校とはそもそもターゲットが違っている。

また、彫金教室やジュエリーCADスクールなども業務的にはかぶるところが多いのかもしれないけれども・・・

実は、多くの彫金教室やCAD教室などにはなんとかして生徒を増やし、入学している生徒達を喜ばせてあげてもらいたいと考えている。

どのように生徒を喜ばせていくのかは、ラヴァーグで実践している成功や失敗も伝えていきたいと思っているぐらいである。

できれば、一緒に力を合わせて僕達の業界の未来を切り開いていきたい。

JJFでもラヴァーグを知っている・・・

ラヴァーグが1人勝ち・・・

という話をしてくれた人達もいる。

しかしながら、どう伝わってそういう話になっているのかは分からないけど・・・

毎日僕達は緊張している。

僕達がいる業界がどうなっているのかを考えてみると・・・

本当の意味で勝っているという会社は本当に少ないのではないかと思う。

いろいろな産業というより、日本という国がもしかしたら衰退期を迎えているのでは・・・

と僕は思っている。

スクラップアンドビルド。

壊して創り上げることを指す。一度壊すのか、勝手にもう壊れてしまったのかは分からない。

だけど、今まで信じてきたものを壊す事はとても勇気がいる。

もしかしたら、先輩や偉い人達が行ってきた事を否定する事にもなる。

だけど・・・

僕が考える、ラヴァーグのライバルというか、脅威と考えている事は・・・

まずは、僕達が今の時代に対する対応が遅れているという事。

スタッフの中には英語が堪能な人材はいるけど、韓国語や中国語ができる人材はまだいない・・・

これからのアジアという商圏の中で、10年後を見据えたときには、そのような人材を確保していかなくてはいけない。

新しい人材を採用するのか、今いるスタッフが成長していくのか、それはどちらでもかまわない。

次に、脅威なのはやはり少子高齢化などのラヴァーグの内部要因ではなく外的要因。

ジャパンパワーの衰退。

メイドインジャパンの価値が見えなくなってきている事。

産業としての動向。

そんな時代の日本の中で、僕達は何を見据えて、人材を育成していくのか・・・。

今日の会議でも実はそんな話をしていたりするのでした・・・

アジアの中で僕達が光り輝いていくために、今の日本で何をしていくべきなのか・・・

壊れた中から生み出していくパワーを自分達も持ち続けたい。

そして、そんな思いをもっている人達で力を合わせていけたらと考えている。

理想も大切。

だけど、やはり経済的なゆとりや精神的な充実感を作り出せるチームや集団になっていけたらと思う毎日です。

世界を救ったり、日本を救ったりとかはまだよくわかりません・・・

だけど、ラヴァーグを通して知り合った人達ぐらいは幸せになってもらえるように、頑張っていこうと思う今日の会議でした。

午前中に予約を入れようとしてしまった生徒達は申し訳ありませんでした。

僕のブログを呼んでいる人達へ・・・

今は、みんなで力を合わせて見ませんか・・・

僕も頑張ります。

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ジュエリーCADを教える事が僕達の目的ではありません。

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改めて、JJFはお疲れさまでした。

僕も3日間頑張りました。

色々な考えをもって色々な取り組みをしている人がいるとは思いますが、CADを学び、それを使って仕事をしていくうえで注意をしなくてはいけない事を少し書いてみようと思います。

T’sクリエイトの谷本さんとも話をしていた事ですが・・・

CADの修正についての話です。

CADは簡単に修正ができます。

というソフト販売やセールストークが一般的に広がっているとは思います。

そして、データをお客様に見せたり、造型したもの見せたりして、やり直しがきくから安心!というコピーも、みなさんおなじみになってしまっているのではないでしょうか。

実際に作る前に確認ができる。

などのコピーもよくききます。

まぁ当たり前のことですよね・・・

手作りで一発勝負より実質お客様に対するサービスを上げているという事です。

そこがセールスポイントでもあるので、しょうがない話なのかもしれません。

だけど・・・

新しい問題が現場では感じられるようになっていたりします。

簡単に修正ができる。

というコピーをセールスポイントに押してしまっているから、手作りではなかった事象が起きています。

手作りでシルバー原形を今でも納品する事はCADをとてもたくさん使っているラヴァーグでもいまだにあるのですが・・・

手作りで納品した場合の修正はつきあいが長いせいもあると思いますが、あまり言われません。

それと比べるとCADのデータや造形物を途中で確認して作るというスキームになってくると、簡単に修正ができるという事が広がっているので、簡単に修正の依頼が入ったりします。

手作りよりも、修正の依頼は増えてきてしまっている印象があったりします。

なにせ簡単。と思っているし、それをセールストークにしている人達が多いからだと思います。

いいんですよ・・・

修正はしてもらっても・・・

だけど、その事を考慮に入れる仕事。

その手間を考慮に入れる工賃。

それを考えると、手作りよりもサービスがあがっているのに、安い価格で仕事を受けている人達の未来が心配になったりします。

手作りで3万円もらえる原形をCADで作り上げた場合、もう少し高い値段をもらってもいいんです。

だって、簡単に修正ができるのですから・・・

しかも早く。

時間工賃という考え方も必要なのかもしれません。

だけど、品質で工賃を決める。という考え方にシフトしてもよいのでは・・・

と思っていたりします。

僕は、学校の先生という側面もあるので、なかなか工賃を下げて仕事を受ける事はできません。

僕が安易に下げてしまっては、これからこの業界を目指している生徒達の未来をせばめてしまう可能性があると思うからです。

高くて仕事がこない。

から安くして仕事をとる。

安くても、あこがれられるような生活水準やライフスタイルが保てる仕事の量が確保ができるのであれば安くてもよいと思います。

しかしながら、工賃を下げる事はいつでもできるはずです。

上げろとい言うわけではありません。

せめて、希望を持って努力している優秀な学生達が希望のもてる業界にしておくことが僕達の責任でもあると僕は考えています。

品質やサービスを増やしたのだからその対価はそれができないものよりも高くても良いと思いませんか・・・

ペアリングを手作りでまったく同じものをつくる精度よりCADを使った精度の方が高いとは思いませんか・・・

そして、時代は大量生産・大量販売の時代ではないのですから・・・

もう一度、僕達の仕事のあり方を考え直してみませんか・・・

まぁみんなで足並みを揃える事はできないとは思います・・・

安くて、品質が高いものをもとめているのはわかりますから・・・

だけど、とれるものを取らない。

下げれるものを下げないのは、未来を見据えてのことだったりします。

以前も書きましたが・・・

フェラーリーは501台つくれるのに500台しかつくらないのはその500人の人達のステイタスを守る為でもありますし、自分達の価値を未来に向かって維持していく為の戦略でもあったりするのです。

あのフェラーリーが278万円になってしまったら、最初は買う人がドーンと増えるかもしれません・・・

だけど、フェラーリの未来はどうなってしまうのかは、僕にもわかりませんが、憧れ度数は減っていくのでしょうね・・・

ちなみに、床屋さんは毎週月曜日休んでますよね・・・

休んでいない床屋さんは1000円で切ったりしていますよね・・・

実は、床屋さんも組合があって、ある程度の価格規制をして自分達の価値を守っている中で、しのぎを削りあっていると聞いた事があります。

1000円のところは組合とかには入っていないそうです・・・(正確なところはわかりませんが・・・)

入っていない1000円床屋はとても売り上げや店舗数を伸ばしているそうです。

しかし、ただ値段を下げてしまって、毎日のご飯代は確保できても店舗数を伸ばせない。売り上げを伸ばせないような戦略では未来はない。

という事です。

僕は価格を下げなくて、下げない価格に見合った品質も上げる事ができなくなったら、たぶん他の仕事を探し始めると思います。

とくに、学校という業務を行っている僕達は自分達の未来だけではなく、生徒達の未来も描いていかなくてはいけない。

という事を強く感じた3日間でした。

追記

価格を努力して下げるのはありです。ぼくは努力して下げないようにしているという話でした・・・

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フリーターの正規採用。

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フリーターの正規採用が1割というニュースを読んだ。

いろいろな意見があると思いますが、やっぱり厳しい現実です。

アルバイトと正社員という違いは今回は置いておいて、働き方について僕はよく考えたりします。

拘束時間が長い仕事もあります。

お給料が安い仕事もあります。

割の良い仕事もあります。

いろいろな仕事があると思いますが、願わくば経験を積み上げる事ができる仕事を探してもらいたいと思います。

一見、お給料が良くても経験が積み重ねられない仕事もあります。

苦しい仕事でも様々な知識や技術が積み重ねる事ができる仕事もあります。

フリーターになりたくてなった訳ではないという人もいると思いますが、意味がある仕事の仕方を出来れば考えていってくれたらと思います。

僕自身は僕らが今いる業界の事しか分からないのかもしれませんが、もし時間がほんの少しでも許されるのであれば、スキルが積み上げらるフリーターになる努力をして、それから次のステップとして正規雇用を目指していくしかないのだろうな・・・

と思ったりしました。

3日間のJJFみなさんお疲れ様でした。

昨日、一昨日と夜遅くまでいろいろとアドバイスをくれたみなさんありがとうございました。

そして、多くの人からいろいろなお仕事のオファーをいただきありがとうございました。

週末に整理をさせていただいて、お返事して行きたいと思います。

展示会はいろいろな人達が来ます。

もうダメだといっている人はわざわざ時間とお金を割いてビックサイトまで来る事はないのでしょう・・・

来ている人達は前を向いていろいろな事を模索している人達が来ていたような気がします。

勉強になった3日間でした。

明日から頑張っていこうと思います。

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