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2011年 1月 の投稿一覧

売上が上がらない広告を打ち続けるという事。

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早速新年早々いろいろな人が足を運んでくれています。

今年の運営方針や店舗展開やネットショップのプロモーション。

いろいろな打ち合わせがあります。

その中でいろいろな事を会議しているのですが・・・

セールスプロモーションという考え方をほんの少し書いてみようと思います。

どんな広告をうっていくのか。

重要な事はみんなもわかっていると思いますが、お金をかけて露出を増やしても一向に売上が上がらない。

という人達が実は多くいたりします。

SEO対策をして上位標示されているのに売上が上がらない。

雑誌等に広告を頑張って出しているのに売上が上がらない。

いろいろな展示会に出店しているのに売上が上がらない。

広告費を増やしたのに売上があがらない。

新しいサービスを増やしたのに売上があがらない。

新しい商品を増やしたのに売上が上がらない。

とても良い、商品やサービスやスキルを持っているのに売上が上がらない。

もちろん、売上が上がっている人達がいる中でなぜ、このような差が出てきてしまっているのかは、多くの業者の人達やセールスプロモーションを仕事としている人達と色々な意見を取り交わさないとなかなか見えてこないのかもしれません。

だけど、実はとても重要なのにあるポイントがすっぽ抜けてしまっている人達がいたりもします。

広告をうつというのは実はとてもテクニカルな面があるのです。

考え方を2つの視点から持つ事が実はとても重要なのです。

この話は、学校や他の場所の講演でも行っている話ですが・・・

広告の視点を“認知”と“信用”に分けて考える。

という事をしましょう。という話をしています。

広告さえうてば売上があがる。上位標示さえすれば売上があがるという期待を抱いている人が、結果売上につながらなかったというケースは認知と信用を分けて考える事が出来ていないからなのです。

広告をうち、上位標示をさせると、実は認知は上がっているのです。

しかし、その広告やホームページを見た段階で信用を得る事が出来ていない状態なのに、認知の量だけをどんどんお金を使ってあげていっても、いつまでたっても売上にはつながらないのです。

認知してもらった上で、信用や信頼を失っている広告を多くの人が知っているはずです。

露出して売上を失う。

露出して信頼を失う。

実はそんな事がおおくあったりするのです。

広告をうつ前にしなくてはいけない事。

広告代理店の人達も全てがという訳ではありませんが、ノルマというものを持って営業に来ています。

その為、広告を取ることが目的になってしまい、広告をうっても効果が期待できない状態なのに広告をうたせてしまうという現実があったりします。

露出する事によって得るものもあるのですが、失うものもあるという事を忘れないようにしてもらいたいと思います。

お客様は良い点ばかりを探してくれている訳ではないという事です。

アラも探しているという事です。

決して悪気があるわけではなく、お金を出す。と言う事はとても勇気がいることなのですから一生懸命調べてお金を大切に使いたいとみんなも思っているはずです。

商品は良いのに、技術は高いのに、会って見てお客様に断られてしまうなんて事がないようにいろいろな空気をしっかりと作り上げていかなくてはいけないという事です。

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商品をつくるのではなく、空気をつくる。

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さて、今年のハワイの年末年始ではもうひとつ驚いた事がありました。

僕がやっぱり凄いよねと思うブランドでもあるフィリップリカードというブランドがあります。

毎年ハワイを訪れると足を運んでいるのですが、今年は驚かされました。

なんと去年のクリスマスにできたという事なので、できたてのホヤホヤなのですが・・・

なんと、ハワイアンジュエリーというか、フィリップリカードの博物館ができていました。

しかも、展示品の中にはハワイでもっとも格式のあるビショップミュージアムからの出展もあるようねミュージアムを併設していました。

以前から、ここの凄い所はワークショップでもあるところです。

まぁハワイだけではないと思いますが、意外とたくさんあるハワイアンジュエリーブランドでワークショップとして構えているブランドは少ないのです。

僕が知っている限りは・・・

ちゃんとした構えでワークショップ化しているのは3社ぐらいかな・・・

日本でも去年の年末にできたAKIOKAはワークショップを集めている企画もできましたが・・・

ワークショップのポイントはワーク(工房)を併設することだけでは足りないと思っています。

どういうことかというと・・・

やっぱり、人がモノを買うという行動を起こす為には、高いホスピタリティ(思いやり)が必要になってきます。

どんなに商品のクオリティーが高くても人間性がなんだか肯定できない人や接客にとげがあるような人からは人はモノをなかなか買ってくれません。

ましてや宝飾のような嗜好品であればなおさらです。

高いホスピタリティーがないのに製品だけのクオリティーを高めてもモノは売れない。

という事なのです。

よくある話ですが、雑誌を見て気に入ったので、わざわざ電車に乗って買いに行き、自分自身が探していたものを見つけ、店員さんに声をかけたところ、とても態度が悪い定員さんに遭遇してしまったとします。

どうですか?

とラヴァーグに足を運んでくれた人にこの話をすると多くの人達が、「買わない」という選択をします。

雑誌を見て気に入っているのに、買わない。

ここが実はワークショップのポイントなのです。

職人達が店を出す。

ネットでも実店舗でも一緒です。

多くの職人が技術を磨く事を求めて過ごしてきたはずです。

販売は他の販売のプロがやっていたという人が、突然自分が接客をして自分で作ったものを、とても良いものでよ・・・

僕は今でも自分が作っているものを自分自身でとても良いという事に抵抗があったりします。

こだわりはありますが・・・

自分自身でクオリティーが高いという事をいったり、他の所との違いを一生懸命自分自身で言うのは抵抗があったりします。

だから・・・

お店には“あきちゃん”という販売スタッフがいてくれて、プアアリのクオリティーの比較やお客様に接客をしてくれているのです。

僕は自分自身の事を“凄い”という事はなかなか出来ないと思っています。

ので・・・

スタッフ達と、WEBプロモーションや店頭の接客のクオリティーを上げるためには何をしたら簡単に伝わるのか・・・

そんな事に時間と労力を割いています。

技術は高いけど、空気をつくれていない。

製品は凄いけど、空気をつくれていない。

僕自身は最近、空気をいかに綺麗にするのかという事を課題としています。

それは、いろいろな所に足を運ぶと、学べ、感じる事ができます。

そういった意味で、今回のフィリップリカードの博物館企画はとても感動しました。

モノは、こういっちゃ何ですけど、高いレベルで去年とは代わっていません。

しかしながら、空気のレベルが数段上がっているな・・・

そんな印象をうけた、今回のハワイの感動でした。

モノづくりも大切ですが・・・

空気作りにも気を回さなくてはいけないのですよ・・・

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情報の選択を安心してできる環境を整える。

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新年あけましておめでとうございます。

羽田を使ってホノルルから戻ってきました。

忙しい年末年始を送ることができました。

年末年始の時間を使ってまた、いろいろな人に会う事もできとても良い時間を過ごす事ができました。

今年は去年より自分の時間を作る事ができたので、いろいろなハワイアンジュエリーショップを見て歩く事ができました。

意外と驚いたのが、ロイヤルハワイアンセンターに立派なフォーエバー21が出店していた事です。

実は、はじめてフォーエバー21の店内をゆっくりみてきました。

メンズもあるんですね・・・

ハワイの中心でもあるロイヤルハワイアンセンターにあの規模を出店する販売力に驚きます。

アパレルって・・・

衣食住の衣ですものね・・・

当然のように全方位マーケティングを張っています。(価格帯ではないですよ)

ここと僕達の業界は戦っていかなくてはいけないんですよね・・・

と思いながらいろいろと見てきました。

それでふと思った事は価値基準がどこにあるのか。

という事です。

例えば、僕がいままで大切に思ってきた事は、ジュエリーのモノづくりをしてきた人以外にとってはあまり価値が無い事であったりあする。

という事をいろいろな場面で感じる事があるとは思います。

もっと、簡単に考えたほうがよい事を深く追求する事に価値があると勘違いしてしまうケースも多々あります。

それは、僕の生徒たちともそんな話をする事があります。

ジュエリーメイキングにたずさわりはじめると、ジュエリーを見る目が変わってきます。

磨きにくい所をしっかりと磨いていたり、大きいものより小さいものの方が作るのが大変だという事がわかってきたり・・・

いろいろな価値基準ができてきます。

しかしながら、実はそれはジュエリーをつくりはじめてから、その事がどれだけ大変かというと事を理解し始めてからのポイントだったりします。

その基準をどのベクトルの人が必要としているかを少し考えてみました。

当然、下請けの技術者となり、様々な業者からの加工の依頼を受けていくのであれば高い能力が必要になり、そこを重要なポイントとして目指していきます。

そして、多くの技術者はそこを自分自身の価値としてプライドを持って仕事をしていることと思います。

僕も、まだまだだと自分では思っていますが、ラヴァーグの講師としての面もありつつ、プアアリの職人としての仕事もしています。

実はプアアリの商品にはいくつかのレベルがあります。

ファッションジュエリーとしてのラインやブライダルジュエリーとしてのラインに分かれていたりします。

また、フルオーダーのお客様にもいろいろと対応をしていたりもします。

お客様のご予算にあった仕事をしていたりします。

例えば、高い品質のジュエリーを求めているお客様には、メレの石留めひとつでもピース800円の加工賃を払わなくてはいけない所に出していたりします。

ご予算をおさえたいという人にはピース100円でとめてくれる工場に出したりもします。

ちなみに、シルバーのラインは自社内スタッフがほとんど石留めをしています。

大切な中石を留める場合などは保険などをしっかりとかけてくれているところに依頼をしたりします。

その為、とても高い金額にはなりますが、それはお客様のニーズに応える為に当然の経費だと思って使い分けています。

ハワイアンジュエリーに関してはほぼ100%自社工房での生産をおこなっていますが、それ以外のハイジュエリーなどは原型製作までを自社で仕上げは外注業者と打ち合わせをしながら進めていくことも多かったりします。

というように、正しい情報を適切に選択をしていく能力が実はとても経験とつながりが必要な事だったりします。

俺が一番。

という事を教えてくれる人もいますが、僕自身得意な所と不得意な所があります。

しかし、自分が特異だと思っていてもまだまだなところもあったり、不得意と思っていても意外といけていたりする事もあったりします。

たぶん、多くの人がそんな事を感じながら仕事をしているとは思います。

情報を選択する。

実はこの能力は簡単には身に付きません。

できれば、多くのところに足を運び、比較して自分自身でいつか判断する事ができる能力を身につけてもらいたいと思っています。

例えば、最初からラヴァーグという学校しか見ていないという人も来てくれますが・・・

やっぱり、多くの教育機関の講師の人と話をして比べてもらいたいと思っています。

いつか、自分自身で判断する事ができるようになる為には、ほんの少し情報を自分自身で集め、選択する。

その上で、人のアドバイスにも耳を傾ける。

そんな情報選択をしていくことをお薦めします。

正しい情報を持っていれば、しなくても済む苦労をしないで済む事が必ずできるはずです。

なるべく、しなくても済む苦労はしないほうがいい・・・

という事を考えながら今年のスタートの挨拶としていきたいと思います。

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