Pt(プラチナ)・K18YG(イエローゴールド)・K18(ピンクゴールド)の特徴をまずはしっかり学んでおきましょう。
【Pt】
硫化や酸化しない。ロウ付けで変色しないので磨いてロウ付けをしてもそのままの光沢を保つ。
→各パーツを磨いてからロウ付け作業をすると普段なら磨きづらい商品もしっかり光らせる事ができクオリティーアップに繋がりやすい。
●ロウ付けは酸素バーナーで行い必ず遮光メガネをかけて行う。
→地金が太陽のように眩しく真っ赤になるため必ず遮光メガネを着用すること。
●熱伝導率、反射率が共に悪いのでレーザー溶接機での加工が他の地金に比べて簡単。
●展延性に優れ、また粘り強いので、地金が割れたりすることが比較的少ない。
→ローラー加工や線引き盤での加工などが行いやすいです。その代わり粘りが強い分ニッパー等の切断加工は行いづらい。
●柔らかく傷つきやすいので仕上げ加工が難しい
→1つ1つの工程を丁寧に行わないと、傷が残りそれがなかなか取れない。
【K18YG】
●特に目立って注意するべきポイントは無く、加工しやすい地金
●K18YGでも(5:5)(6:4)という2種類があり若干色味が違うので色味を他の物と合わせる時は気にすること。
●キャスト上がりの物は一皮剥かないと本来の色味が出ない場合がある。
【K18PG】
●とにかく固く割れやすいので曲げ加工などの時はしっかりなまして、無理に加工しない。
●ロウ付けの際は酸化しやすいのでフラックスをしっかり塗ること。
●硬くバネ性が強いのでリングのロウ付けの際にすり合わせが開いてきてしまう事が比較的多いので、その際は1度なまして酸洗い後もう1度すり合わせて再チャレンジすること。
●酸化膜が出来易いのでロウ付けが上手くいかない場合は1度酸洗いをして、クリーンな状態にしてから再チャレンジ。
●PGのロウ材は、メーカーによって温度差、種類がかなり異なるので注意!ロウ枯れを起こしやすいので温度コントロールに気を付ける。
●キャスト上がりの物は一皮剥かないと本来の色味が出ない場合がある。