ジュエリーメーカーとしての仕事。

みなさんお元気でしょうか。

僕は元気です。

ここ最近、朝から晩まで打ち合わせと製作を続け続けています。

ふとね・・・

好きな仕事なのに・・・

やりたくなくなる時ってあるよね・・・

頑張れば頑張るほど、増えてしまう仕事。

ありがたい話です。

そして、今日もまだまだ帰れません。

本当に支えてくれるスタッフには感謝しています。

ひとつの指輪を作り上げ、お客様に届けるまでには本当に多くの人の手を借りて渡っていくのだな・・・

と痛感する今日この頃です。

僕はありがたい事に、僕達のハワイアンジュエリーブランドを取り扱いたいと考えてくれた所の為に、もうしばらく140%ぐらいの力で頑張っていきたいと思います。

販路が増える事はありがたい事です・・・

簡単に情報が発信できるけど。注意しないといけない事がありますよね。

インターネットが確立して、ブログやフェイスブックなどで簡単に情報を発信できるようになった。

そんな中、つい先日も生徒達と話をしていて、こんな事があった。

つい、多く情報を発信している人の意見がまるで、多くの人の意見のように聞こえてしまう傾向がある。

確かにそうだな・・・

と思う。

僕自身も、色々な形で入手した情報が正しい情報だ。

と思っていたけれども。

実はとても薄っぺらい情報だった。

という経験もしている。

見る方向。

聞く方向。

調べる能力。

たぶん、TVや新聞はとてもそこら辺には責任を負っているのだと思う。

NHKなんかもたぶん、いろいろと気を付けているのだろう。

が、しかし。

情報を受け取る側の能力を求められる時代にもなったのだと思う。

情報の選別には高い能力が必要な時代になった。

耳に聞こえてきた情報が正しいとは限らない。

目に入ってきた情報が全てではなかったりする。

そして、ある人が間違っていると思っていても。

違う人から見れば、とても正しい事だってたくさんある。

僕自身も情報の質については精査していこうと思う。

気を付けていこう。

安いだけの商品は買ってはもらえない。高いだけの商品はもっと買ってもらえない。

ジュエリーCADができるようになると。

今まで高額だったフルオーダーでジュエリーを作るという事が低価格になって、お客様の為になる。

だから、CADを学んでフルオーダーで・・・

という事をいろいろな所で目にするし耳にもする。

そうか、CADを学べば低価格で原型がつくれるので、低価格の商品をつくれるから、エンドユーザーには喜んでもらえるはずだ。

そんな論理が成立しそうな気がします。

でも、それは大きな勘違いです。

確かに、低価格というのはここ最近魅力的なキーワードですが。

低価格志向の人にはそもそもフルオーダーに対するマインドは高くはありません。

逆に、フルオーダー志向の顧客を持っている小売店は、低価格なものを積極的に扱いたいとは思っていないのです。

がんばって安くして、エンドユーザーは喜んでくれるという事だけを考え、低価格にした結果。

販売店の人達の気持ちをすっとばした価格設定をしてしまっている事は避けなくてはいけないという話です。

いいものを安くではなく。

いいものを適正な流通で適正な価格で。

という事です。

自分の足元しか見ない価格設定をしても、エンドユーザーしか見ない価格設定をしても、適正な流通にのせられる準備をしていなければ中々思っているような売上げには届かない。

という話でした。

価格設定の難しさはそこらへんにあるのでしょうね。

いいものでも、信頼ができる流通を確保できなければ、世に広がっていかない。

そして、信頼ができる流通とは、単独一社だけが幸せになるような商品ではなく、メーカー・問屋・販社・顧客が幸せになるような商品という事なんでしょうね。

そんな話をしながら、それぞれの商品の価格設定の相談を生徒達としている今日この頃でした。

ライノセラスの汎用性

ジュエリーCADを学んで何ができますか?

まぁ、シンプルな質問があった。

単純にジュエリーが作れるようになる。

という事以外の答えを求めている人だったと思う。

一般的にジュエリーCADソフトと言われているソフトには、ジュエリーを作る事に特化させたCADもあるが、基本的にラヴァーグで使っているライノセラスというソフトは、いろいろな業界で使われているCADソフトでもある。

実際に僕が、ライノセラスの総販売元でもあるアプリクラフト社にライノセラストレーナーの認定を受けた時の講習では宝飾業界以外の人がほとんどでした。

それと、宝飾業界(ジュエリー)を作っている人達の中ではトレナーに認定をされたのは松尾さんが第一号だと思いますとその時にトレーニングをしてくれた斉藤先生から聞いた事を覚えている。

今では多くの人がライノを使ったトレーニングを独自の理論で教え始めるようになっているが、当時から比べると随分いい環境になったと思う。

話は戻って、他の産業にも使われているライノセラス。

このライノセラスという汎用性の高いCADソフトをジュエリーを作り安くする為に機能を追加したのがそれぞれのプラグインソフトという事であるが、ここの話は別の機会にしようと思います。

ラヴァーグではこのジュエリー以外の使い道という事について研究を続けてきた。

ライノセラスというソフトをジュエリーだけで使い終わってしまうのはもったいない。

と考えたからでもあるし、お金と時間をかけてソフトの使い方を学んだ人達の未来にも僕達は少なからずとも責任があると考えているからだ。

そして、ラヴァーグが考えたジュエリーCADのジュエリー以外の使い方とは・・・

アパレルをはじめ、鞄や靴などのほかのファッション産業に宝飾業界から進出していくというオペレーションになった。

その第一弾として、鞄やお財布などのファッション小物・ステーショナリーなどの文房具などをライノセラスを使ってデザインし、型紙を作り上げる事にしたのだ。

この狙いは実はとてもよくマッチングしたし、新しい道が開け始めている。

通常、紙に定規などでデザインに沿った型入れをするのだが、これはCADが最も得意とする部分でもあった。

そして、通常はその型入れされた紙をはさみやカッターを使って切り取り型紙を作っていく。

この型入れと切り出しに実は随分と手間と時間がかかる。

ジュエリーCADというかライノセラスを使えばここをいっきに短縮できる。

もう2年前ぐらいにスタートした話であった。

この型紙を切り取るというのは、アパレルなどの産業でもユニクロなどのトップメーカーは既に当たり前のようにレーザーなどによるカッティングプロッターなどを導入しているそうだが、まだまだ高額な為、一部にしか導入はされていなかった。

宝飾業界だけでなくアパレルなどの、教育現場にも最新技術はあまりなかったりもした。

また、いろいろと渡り歩いて調べた結果そのように感じた。

カッティングプロッター。

型紙の繰り返し使用。

いろいろな条件を加味して、このオペレーションにあった設備を導入していく必要があった。

実はそれが、ラヴァーグの5台目のCAD造型機であった。

既にラヴァーグでは、様々な鞄や小物などが、CADのソリューションを通して作り上げられている。

ラヴァーグには鞄職人であった先生もいる。

ラヴァーグの未来。

というか宝飾業界の未来。

は、僕達は他のファッション産業に侵食されてきた僕達のいる業界から、今度は逆にジュエリーのスキルを使いこなしたファッション産業に進出していく事だと考えている。

という話をした。

そして、CADで作り上げた型紙データ。

そのデータを実物の型紙として生み出す環境。

ミシンや革漉き機などの設備も既にラヴァーグには揃っています。

ジュエリーCADは次のステップにいってもいいのでは、という別の使い道の説明でした。

詳しい話を聞きたい方は是非ラヴァーグに見に来てもらえればと思います。

こんなの売れないよ!

なんて商品をつくる余裕はないですよね。

だけど・・・

つくってお店において置くと売れるんです。

こんなの!

って奴。

正直、トレンドを追っかける商品やスタンダードな商品の方が間違いなく量は売れる。

だけど・・・

こんなのも売れるんですよね。

僕は、売れなさそうな珍しい奴の価格設定は他の商品より若干高めに設定する事をすすめています。

だって、たまにしか売れないものを安くしてしまっては成り立たないからです。

これは・・・

売れ残ったものを安くするという手法と、売れなさそうだから安くするというのではテクニカルな意味ではぜんぜん戦略が違うという事です。

それと・・・

売れ残る。

という状態はどういう状態かを考えて見ましょう。

全て売れないのであれば、ブランド戦略を考え直さなくてはいけないかもしれません。

しかし、その商品だけ長く売れていないというのであれば、話は変わってきます。

長い時間かけて売れていく商品もあるという事です。

この商品はさっと売れて欲しい商品。

その商品は長い時間かけて、誰かに見つけてもらいたい商品。

分けて考えて良いんだな・・・

と最近気がつくようになりました。

トレンドをはずして、これはそうそう売れないでしょ・・・

なんて商品が、あっという間に絶賛されて売れていく。(まぁ、こういう商品はいっぱい作っていませんけどね。)

人の好みは分からないものです。

そして、いろいろな人がいるものです。