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2010年 8月 の投稿一覧

TBSのラジオの取材がありました。日曜深夜放送だそうです。

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おぼん明けで仕事がたまってしまってブログを書く事もなかなかできませんが・・・

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

僕は最近フィリップリカードというハワイアンジュエリーの老舗ブランドのマスターが書いたハワイアンジュエリーの文献について翻訳をしてもらったり、ハワイのいろいろな文化について研究を進めています。

ハワイの文化と言うと、やっぱりフラとの関係がとても密接につながっていて、フラの文献もいろいろと読み進めています。

僕自身、ハワイアンジュエリーを学ぶときにある約束をした上で技術を教えてもらう事ができました。

それは、ハワイの文化を多くの人に伝える。

という約束でした。

ジュエリーCADを教える。と考え始めたときもそうですが広げずに自分の仕事として技術を囲い込んだほうが得策では・・・

とのアドバイスをしてくれた人もいます。

今回のハワイアンジュエリーの文化や技術も同じ様に、かなりの遠方や大きなメーカーの人達が学びにきてもらっています。

自分自身でハワイアンジュエリーショップを経営している傍ら技術を教えるというのは短期的に見てもしかしたらマイナスな部分もあるのかもしれません。

しかしながら、そもそも技術というモノはそれだけでは形をなさない。というのが僕の考え方です。

もちろん、僕達のチームでもまだまだ足りない所もありますが・・・

CADでジュエリーをつくる技術を持ったとしても、仕事を依頼したくならない人物であっては仕事にはなりません。

技術があっても魅力がない人ではいけないという事です。

また、多くの技術者が増えると価格破壊が起こるのを恐れる話もよく聞きます。

確かに、和彫りの職人さんが指輪を一本彫り上げる工賃は僕達が驚くほどの低価格だったりします。

しかしながら、特にジュエリーという部分においては安いという事が必ずしもフックにはならない。と僕達は考えています。

お店でお買い物をする時に同じカルティエのバッグでもドンキホーテで買うのも、銀座で買うのも同じバックなのに、違いがある。

という事はなんとなくわかってもらえていると思います。

それと一緒で、魅力がある人。魅力がない人。この違いは価格の安さを凌ぐ価値があったりします。

例えば、僕が魅力があるかどうかはおいておいて・・・

CADのお仕事をいただける企業の人達は僕より驚くほど低価格でデータを書いてくれる人達がいるというのに、ありがたい事にお仕事をもらう事ができています。

技術が高いかどうかはおいて置いて・・・

そんな疑問を担当者に遠まわしに聞いてみた事もあります。

知らずに、コストが高い僕に仕事をだしていたら、後からおかしな話になりたくなかったからです。

実際にその担当者は僕自身のコストの高さは認識をしてもらっていました。

それでも仕事をだすのには理由があるとも言ってもらいました。

いろいろとと裏も表もあると思いますが、僕自身はげみとして頑張っています。

それでは僕自身が考える魅力がある人とはどのような人材なのか・・・

をちょっとだけ書きます。

それは、一言で言うと、他の産業に行っても平衡感覚を保てる人物になる。

というイメージです。

それは、人の流れや時代の流れや世界の流れを感じつつ、指輪を磨いているような人でありたい。

という感じです。

宝飾業界のエキスパートである。と共に1歩はなれた位置から自分自身の業界や人間を見る事ができるようになれたら良いなと思う今日この頃でした。

そういえば、TBSのラジオの取材がありました。

明日の深夜2:30からAM放送954だったかな・・・

凄い深夜・・・

そんな時間帯の音楽番組のMCの人が体験に来てくれました。

起きて聞けるかな・・・

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景気が悪いから売上げが悪いわけじゃない。

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ここ最近、一般的には中小企業と言われるスケールの経営者の人達がラヴァーグに足を運んでくれる。

それは、僕らのお仕事のひとつとして、宝飾業界活性化プロジェクトというものを行っているからでもある。

まぁ具体的に言うと、ホームページなんかをしっかり作って新規の顧客を開拓する。

そして、最大のポイントでもあるビジネスモデルを見直す。

というサポーティング業務を行っている。

あんまり、この話は今までしてこなかったのは結果がともなってから少しずつチャレンジしていこうという事だったからでもある。

そんな中、不景気だから・・・

リーマンショックか・・・

というような話をする人達が意外と多い。

もちろん関係がない。とは思わないけど。

最大の問題点は宝飾業界だけの出来事ではなく、多くの産業で同じ様な事が起こっていて、その対処に苦慮しているという事である。

日本という国のあり方が実は大きく変わってきている事がポイントである事を僕は最近話す機会が多い。

それは、もともと日本という国は素材を輸入し加工して世界に輸出する。という事で、経済大国になった。らしい・・・

加工貿易国って言ったかな・・・

実はそこで強くなった日本だけれども、そこの部分が大きく変わってきている事を感じなくてはいけない。

それは下請けというセグメントに直接打撃を与える事でもある。

もともと、メーカーは下請けに仕事を配分し商品を作り上げ、商品を売っていた。

だから、大きなメーカーの下にはたくさんの下請け業者が存在していた。

そして、仕事をもらいながら多くの下請け業者はメーカーと共に成長してきた。

営業をした事がない。

という下請け業者も少なくない。

そして、世の中不景気になった。

不景気になったからモノが売れないので仕事が減った。

それは間違いではない。

しかしながら、景気が上がるのはいつになるかはとても不透明だし、そもそも上がったら自分達の所に仕事は戻ってくる。

と期待している人も多い。

それが淡い期待になる可能性は僕は高いと思っている。

なぜなら、技術の高い日本。

精密機器に強い日本。

生産管理がしっかりしている日本。

確かに、まだまだ強い部分もある。

だけど、その差はものすごい勢いで縮み始めている。

中国製は品質が・・・

アジア製は品質が・・・

多くの人がもうそれは過去の話だという事を感じはじめているとも思う。

国内の大手メーカーは安い人件費を追い求め、海外に工場を移転しているのは宝飾業界に限った事ではない。

工場を人材ごと海外に移転し高い生産管理を行っている。

そして、その安い人件費の国は世界の下請けとして今日も明日も多くの仕事をこなしている。

高い技術を持っているが、仕事が少ない人。

技術はもう少しだけれど、世界中から仕事が届いている人。

数ヶ月たったら逆転しているなんて事は良くある事だと僕は思っている。

キャリアがあるけど仕事が少ない人。

キャリアは少ないけど仕事が多い人。

どちらに未来はあるのか・・・

もう、景気が悪いから売上げが上がらないのではない。

ビジネスモデルが劣化しているから売上げがあがらないのでは・・・

と考え始めてもおかしくない環境になってきているという事を僕達は感じ始めています。

そこにどんな対処をしていけば良いのか・・・

という事を一緒に考えていけたらと思っている今日この頃でした。

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真剣にジュエリービジネスを考える。

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ラヴァーグも少しずついろいろな事が変わりはじめている。

大きな変化が起きているのは丁度2年ぐらい前からかな・・・

技術の取得を基本指針として教えていたのが11年前のラヴァーグ。

実は、僕自身なんの疑いもなく、それがジュエリースクール。

と思っていた。

多くの彫金教室や専門学校に足を運び、当時何をどのように教えているのかをマーケティングし、ラヴァーグのカリキュラムも生み出された。

そこに何の疑いもなかった。

それが普通。

それが、最高。

いろいろな学校がプロになれる。

一流になれる。

そういう話をしてくれた。

だから、それを信じて僕自身も学び、それが全てだった。

しかしながら、年数がたち、僕自身が目指すプロというあり方と一流というレベルがその当時アドバイスを受けていた人達とほんの少し意味が違うと言う事に気が付いたのは、自分自身が真剣にこの業界でビジネスを開始してからの事だった。

仕事をするというスタンスで自分自身を見つめ直してみると、足りない物だらけだったことに気がついた。

あれもない・・・

これもない・・・

そんな自分自身の力のなさに驚いた。

あれ・・・

おかしい・・・

持っているものの量より、持っていないものの量の方が多い・・・

それは、彫金教室やジュエリースクールでは学ぶ事ができないものが多かった。

学校のカリキュラムはある程度均一化を図るためマニュアルというものの構築が必要である。

カリキュラムがない。テキストがない。という学校も当時あった。

どちらかというとそっちの方が多かった。

実は、ジュエリーをつくる。という能力とジュエリーを教えるという能力は似ているようでまったく違う能力だったりする。

どのような違いかと言うと・・・

ジュエリーを作るという行為はどちらかというと体で覚えていく部分が多い。

もちろん体を動かすのは脳みそだから頭でも理解しているとは思いますが、それは自分自身の言語と理論で動いているものでもある。

昔、長嶋茂雄監督が選手にアドバイスをしている風景をTVで見たことがある。

ズバッとやってバーンって感じでいこう。

もちろん、伝わる人には伝わるけど、ズバッとバーンという言葉を論理的に解説すると、バットのヘッドスピードを上げてインパクトの瞬間に力を入れると・・・

人はリラックスた状態が一番早く走れたり、速くパンチが打てたりするそうです。

力む事によって関節等が最大限の動きをする事ができなくなってしまうのかもしれません。

細かい事は分かりませんが、ズバッとバーンを理論的に説明する事が教える能力という事です。

ただ、結果できれば良いというわけではなく、なるべく分かり易く、多くの人が理解できる言葉に変換し理論的に説明する。

なおかつ人間なので、忘れる。うっかりする。という事がないようにそれをテキストというマニュアルに起こし教育レベルを体調やメンタルに左右されない環境を作り上げる。

という事が、モノづくりとは全く別の能力として必要になってくるのです。

コピーライト。

という職業があります。

そんな人達の能力に近いものが必要なのだと思います。

話は飛んでしまいましたが・・・

真剣にビジネスをする為に必要なものってなんだろう・・・

という事を考えながら進んできた11年間。

その経験をこれからの人達に伝えなくてはと思い始めたのが丁度2年ぐらい前の事だったような気がします。

僕自身、技術的には一流ではなくても、人間的に一流な人を知っています。

仕事という大きなスタンスで考えると、人間的に魅力的な人から教わったことの方が技術の部分よりも、役に立っているような気がします。

いろいろなスタンスの学校があってよいと思います。

そんな中でラヴァーグという学校は技術の取得で終わらせない為の学校として変わりたいとみんなで努力をしています。

技術の取得だけではなく、技術の活用。

その為には、実行する環境を学校として整え、行動を起こせるようにサポートをしていこうと考えている今日この頃でした。

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友達って大切だよね・・・

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なんて事がない話だけど・・・

友達って大切だよね。

20年も前の友達が集まる機会がある。

同窓会。

その同窓会を開く為に、いろいろな人が連絡をくれる。

友達の友達は友達だから、同じ事をそれぞれ報告してくれる。

あえて、聞いていないていで「連絡してくれてありがとう」という事にした。

なつかしい人もいる。

今度会うのに、恵比寿まで足を運んでくれる人もいる。

久し振り!

みんな元気。

普段は気を張っている事もあるけど、あの頃の奴らに会うと、あの頃に戻るよね・・・

企画をしてくれる人には感謝をしつつ、古い出会いだけど、なんだか新しい出会いになりそうな気がする。

みんな元気そうで何よりです。

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低価格な商品をいっぱい売る事の難しさ・・・

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今日はね、彫金教室によくある事を書いてみようと思います。

僕自身も最初というものがありました。

シルバーアクセサリーってかっこいい!

なんて所から宝飾業界に参入してきた事を覚えています。

雑誌で気に入ったシルバーアクセを見つけて、電車に乗って人ごみをかきわけ買いにいきました。

いつのまにか、無くなってしまったけどね・・・

そんな所から僕自身もスタートしたので、最初はシルバーアクセサリーを作る。

という所がスタート地点でした。

もう、本当にがんばっていろいろ僕なりにかっこいい、と思われるものをつくったり、様々なブランドのかっこいいやつを真似して作る所からスタートしました。

その当時は、とても金やプラチナ、ダイヤモンドでジュエリーをつくるなんて考えられませんでした。

だって、お金がなかったから・・・

だから、出せるお金で作り始めるとどうしても銀になってしまいました。

本当は金やプラチナで作りたかったけど・・・。

そして、友人知人をきっかけに“売る”というレイヤーにいき始めたのですが・・・

なんにせよ、たくさん売る事はできませんでした。

別に、僕自身にたいしたブランドも実績もなく、ないなりにセールスプロモーションをするお金もあまりなく、本当にたまに売れる。という状態が続きました。

たまにしか売れないのに、低価格なシルバーアクセサリー・・・

もう、事業として継続していく事はとても未来が見えてこない状況でもありました。

そんな中、偶然というか、おつきあいというか・・・

仲の良い友人が結婚することになり、そのブライダルリングの製作依頼をうける機会に恵まれました。

実は、とても緊張して作ったことを覚えています。

僕なんかでよいのか・・・

一生懸命できる限りの知識と技術を使って作り上げたリングは今でもよく覚えています。

そして、そのとき頂いたお金は当時の僕にとってはとても大きな金額を頂くことができました。

今だったもう少し上手にダイヤを留めることができるような気もするリングにです。

そこから、少しずつですが成長して現在ではお店を持つ事ができるまで、多くの人に応援してもらって今日に至っています。

そこで、彫金を学ぼうと思っている人達にぼくからのアドバイスです。

低単価のものをいっぱい売る。

高単価のものをひとつ売る。

どちらも大変かもしれませんが、現実的な話で考えてみるとたくさん売る。という事は商品力か強い販売力がないと実現不可能です。

商品力とは、広告を打つ。有名な人に身につけてもらい、良いといってもらう。などなどモノが良いというだけでは商品の総合力は上がってはいきません。

強い販売力は薄利多売を実現する多くの店舗数だったりします。

とても1店舗ではユニクロやH&Mのような価格帯は実現不可能だったりします。

簡単にはじめられるから気軽にはじめてしまうアクセサリーというジャンルは否定するものではありませんが、柱にしていく為には実は大きなお金がかかってくるものだという事を理解しておく必要がある。

という事でした。

友人価格の呪縛から離れて唯一の大切な顧客である。というスタンスを大切にしていきましょうね。

薄利多売の商品もあってよいと思いますが、メインは違う所に持ってくる事を僕たちはお勧めしています。

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