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モノ作りが優秀なのに、なぜ採用されないのか?

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寒いですね。

今日は宝飾業界の採用の話を少し書いてみようと思います。

 

僕は最近宝飾メーカーの人事の方とお会いする機会が多いです。

 

学校の校長でもあるので、生徒の採用の件で宝飾業界の各社を回っています。

 

どこの会社も人材が足りている。と言う会社は少ないです。

 

ただし、上手くいっていない所の方がより求人が上手くいっていない事を感じます。

 

もう2月の終わりです。4月の新卒採用が足りていない会社は会社の仕組み自体に問題があるのかもしれません。

 

また、中途採用が頻繁な会社も経営陣のスタンスと現場のスタンスがかみ合っていないのかもしれません。

 

まぁ上手くいっていない会社には生徒を送りこむ事をしたくないと思っています。

 

目の前に座っている人事の担当者は感じがいいのですが、ぼくなりに生徒を紹介しても良い会社なのか、そうじゃないのかを判断しています。

 

せっかく、この業界に夢を持って飛び込んできた子達を大切に育てていってもらいたいからです。

 

大きい企業だから良い。という事でもありません。

 

小さい企業でも、売上はちいさいけど、人を育てるスタンスがある会社もあります。

 

ただ、みんなに伝えておきたい事があります。

 

どこの会社も採用したい人と採用したくない人は大体似ています。

 

大きな会社ほど、似ています。

 

どんな事をいっているのかというと・・・

 

ジュエリースクールやジュエリーの専門学校を卒業した人ほど、現場とのギャップがある。という話をします。

 

実は、学校を卒業してくる人は、みんなモノ作りが好きです。

 

しかし、企業は作るだけでは回りません。

 

細かいコストはどうなっているのか。

 

どうやったらコストをカットして安定した利益を出せるのか。

 

売れなかった在庫品をどのように処分するのか。

 

なぜ、心をこめた接客をしないといけないのか。

 

などなど、モノ作り以外の部分がどこの企業も大切だと考えているのを感じます。

 

しかし、ジュエリースクール卒業者は、コスト感覚や接客などが苦手で嫌う傾向が強いと言われました。

 

作っていたい人が多い・・・

 

と言われます。

 

ラヴァーグの生徒は大丈夫ですか?と聞かれます。

 

もちろん色々な人がいるので、全ての生徒が企業のニーズを満たせていると思っていませんが、少なくともラヴァーグを選ぶ生徒には、モノ作りだけでは夢は叶えられない。という切り口で学校が宣伝をしているので、分かっている人が多い。という話をさせてもらっています。

 

でも、全ての人がモノ作り以外のスキルを身に付けなくてはいけないかというと、そんな事も無い気もします。

 

趣味でモノ作りを楽しむ人は、本当に作っているだけで楽しいからです。

 

ただ、仕事にしたい。と思っている人はモノ作り以外にも大切な事がある。という事です。

 

モノ作りのスキルは、採用してからでも教えられる。と強気のスタンスを持っている企業もあります。(超優良企業でした。)

 

モノ作りのスキルは基礎程度で良い。という事を言っている企業も多いです。

 

それよりも重要なスキルは・・・

 

何かというと・・・

 

新しくチームに合流した時に、チームの流れに乗る事が出来るバランス感覚だという企業が多いです。

 

中途採用の難しさはここにあります。

 

経営陣は実績を積み重ねている優秀な人を採用したいと思っています。

 

しかし、実績・能力ともに問題がないのに、チームになじむ事が出来ない人はいっぱいいます。

 

相手を思いやる気持ちなのかもしれません。

 

自分の能力を見せる事も大事かもしれませんが。

 

人間として、魅力がある人がほしいと多くの人事の人達が言っています。

 

スキルや知識よりも人間力。

 

学校では、モノ作りだけではなく、会社の輪の中でどうやってバランスをとっていかないといけないのか。

 

そんな事も教えておいてもらいたい。と言われます。

 

ハードルが高いオーダーです。

 

でも、ハードルをあげている企業は、良い企業が多いです。

 

ハードルが低い企業は気を付けてもらいたいと思います。

 

僕は、みんなに時間があれば机に向かうのではなく、足を動かして人に会ってもらいたいと思います。

 

僕もお酒が好きなので、よく飲みに行きます。

 

行きたくない時も行きます。

 

行きたくない時の方がもしかしたら僕は頑張っているのかもしれません。

 

行きたい人と行くのは楽です。

 

でも、いきたくない人に合わせる事ももしかしたら重要なのかもしれません。

 

みんなには、人にまた会いたくなるような人になってもらいたいと思います。

 

それが、採用される一番の近道だからです。

 

僕もまた会いたくなる人になれるように努力をしていきますから。

 

 

 

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