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今だから、アナログ(石留め・彫留め)な技術も最新技術にできる。

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さて、ここ最近地味な仕事を積み重ねています。穴を開けて石合わせをし、爪を倒して整えていく。

洋彫り、和彫り、関東と関西、同じ結果の石留でも呼び名が違うものも多々あり、仕上げ方にも様々な技法がある事を知る事ができている毎日です。

僕はブライダルジュエリーの制作がほとんどなので、石留の種類もそんなに使い分けてはいませんでしたが、本当にたくさんのポイントが改めてあります。

でも、あっちの書籍とこっちの職人さんが言っている事が全然違ったり、こっちの会社とあっちの会社でもやり方が違います。

古い情報もあるし、新しい情報もあります。

僕が行っているのはその情報の選別です。

また、いつものラヴァーグのカリキュラムとポイントが同じですが、技術と設備は進化している。というのを調べれば調べるほど、石を留めれば、留めるほどわかってきます。

ドリルってみんな砥ぎ直していましたか?

僕はドンドン使い捨てていました・・・

石留に使うドリルって細いでしょ。2㎜以上であればホームセンターなんかに砥ぎなおす機械が売っているのですが・・・

0.5㎜とかなっていくると対応していません。

でも、もったいないな・・・と思って、微細なドリルを砥ぎなおす機械を調べたところ、100万円オーバーの機械しか見つけることが出来ず、勝手に、ドリルは使い捨てでしょうがない。

と思い込んでしまっていました。

でもね・・・

そんな機械がなくてもしっかり砥げるんです。ドリルって。

アナログですが、しっかり砥げるんです。(工房こだまの小玉さんに重要なポイントを教わりました。)

いろいろな事をいまスタッフも僕も学んでいます。

難しい。と言われていた石留。

難しいといわれていた彫留め。

美しく簡単にできる情報がずいぶん集まってきました。

なかなかオープンにされなかった ?こつ” なんかもこれからの宝飾業界の未来のお話をさせてもらって、若い人達に技術をバトンタッチしないと、なくなっちゃいそうな技術ってあるんです。と熱心に伝えていくと、いろいろな職人さんがオープンにしてくれています。

ジュエリーメイキングにおいて、最後の工程でもある石留。

ここがしっかりできないと、いくら僕らの得意なCADで美しい原型ができても、美しい製品ができない。と言っても言い過ぎじゃないかもしれません。

そして、もう一つ本気で石留を研究し始めると、石が留めやすい原型。仕上げがしやすい原型ってのが分かってきます。

なんでもCADできるのですが・・・

なんでもCADでやらずに、アナログと融合させたほうが、圧倒的に美しいジュエリーができたりする事を痛感しているこの頃です。

ラヴァーグのアナログは、古い技術を焼きまわす。ではなく。

最新のアナログを開発していきたいと考えている今日この頃でした。

 

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