ジュエリーCADを学ぶ本当の理由とは?
今日は、学校案内の担当をしたんだよ。
手が空いていればなるべく僕が学校説明はなるべく対応したい。と思っているんだ。
今日来てくれた人は色々な学校を見ている人で、その人から質問をされたんだ。
「これから、ジュエリーCADをやる人は増えていくのですか?」という質問。
僕は、単純に何と比べて増えていくのかを説明したよ。
手作りを学ぶ人と、ジュエリーCADを学ぶ人どちらが増えていくのかという予想を話たよ。
僕は、手作りとジュエリーCADを比べるとジュエリーCADの方が数段簡単だと思っている。
簡単にレベルが高いジュエリーというか、今時の人気のジュエリーが作れると思っている。
ジュエリーCADを学ぶ本当のメリットって何?って思うでしょ。
まぁ色々な批判があるかもしれないけど、ちょっと書くよ。
僕はCADの技術が高い低いという話は本末転倒だと思っているよ。
そもそも、CADだろうが、手作りだろうが何をつくれば良いのか。何を作ればお客になってくれる人が喜んでくれるのかを分かっていない人が、技術論ばかり話をしていても、ぜんぜんかっこよくない。
僕がかっこいいと思う人は、やっぱりたくさんのお客さんに選ばれている人。または尊敬されている人。
まぁ、僕はみーはーだからね。
売れるって人気があるって事だよね。
金儲けって言うと悪口のように言う人いるけど。お客に選ばれている人だと僕は思っている。もちろん嘘ついて金儲けしちゃいけないよね。
僕がジュエリーCADを教え始めて約10年。生徒達のレベルもぐんぐん上がって、色々な形で結果が出てきている。
そこで、今日学校見学に来てくれた人に、見せたんだよ。
いま、人気のある雑誌に掲載されているジュエリーというか、モデルの子が付けているアクセサリーをね。
華奢で繊細なジュエリーを付けている人が本当に多いんだよ。
まぁ、こうなった裏話をすると面白くないから、しないけど。
とにかく、みんなが付けているジュエリーを一緒に見たんだよ。
そして、その後、色々な学校のWebサイトを一緒に見たんだよ。
生徒の作品や先生の作品を掲載している学校が多いのだけれど、その作品の多くは、今時の雑誌のモデルが付けていそうな作品を掲載していない。(こんなアドバイスみたいな事を書かない方がいいんだけどね・・・)
なんで?
と思うでしょ。
実は、売れる、売れないの話はそこにチャレンジしている人にしかできない。
ただ、教えているだけの人は分かんないんだよ。
技術を教える事が目的の学校もある。それはそれで良いとも思っている。
でも、僕が生徒であった頃。
僕の目的は売れるようになりたかったんだよ。
自分の作ったものが、お客様に選ばれて、喜んでもらえて、お金がもらえる。なんて凄い!と思っていたし、そこに真っ直ぐ向かっていきたかった。
だから、ちょっとでも先輩のクリエイターやデザイナーや経営者の人には、いつもどうすれば売れるのか。なんで売れるのか。をよく聞いていたよ。
そこで、僕はCADが必要だと思ったから必死で学んだんだよ。
売れるようになりたかったら、CADを学んだんだよ。
ジュエリーCADを学んだ理由は売れているジュエリーの作り方には、ほとんどCADが使われ始めていたから。
そして、売れているジュエリーとは、華奢で繊細なものが多かったんだよ。
なんで、多くのジュエリースクールのギャラリーにある写真はゴツイのが多いかというと。
手作りで華奢で繊細でシンメトリーのジュエリーを作るのって難しいからだよ。(面倒くさい?)
でも、ジュエリーCADはそこが得意なんだ。
造型機の特性とキャスト(鋳造)の事を踏まえれば、ミクロン単位まで追い込もうと思えば追い込める。
華奢で繊細で小さなダイヤモンドなんかがいっぱい留まっているジュエリーを作るんだったら、圧倒的にジュエリーCADが得意。
もし、好きなものを好きなように作っていられれば幸せ!なんて人はこんな話は関係が無いかもしれない。
でも、人気があって、売れているデザインはどれですか?って聞いてみると。ほとんどのブランドが似たような商品を教えてくれるよ。
ジュエリーCADを教える事だけがラヴァーグ目的じゃないから、いろんなコースでいろんな事を教えているのだけれども。
なんで、こんなにコースが増えちゃったのかというと、必要だからだよ。
目的が “ 売る ” という事であれば。
いま、どんどん成長しているラヴァーグの生徒達は “ 売れる ” = “ お客様に喜んでもらえている ” という事だと気がついているから、みんな頑張れているし、結果が出ているんだよね。
ラヴァーグにはそういえば生徒の作品ギャラリーというコンテンツがないけど。
みんな作りたいものを作る。というより、お客様が “今” 喜んでくれるものを作っているからね。