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どうなる宝飾業界Part3

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宝飾業界を志す有能な若者に立ちはだかる大きな壁・・・

オリジナリティーを追求しろという事です。

とても重要な事です・・・

学校の先生達が口を揃えていう大切な事でもあります・・・

でも不思議な事が一般的なジュエリーショップでは起こっています。

ちょっと古い話になりますが、荒川静香が金メダルをとった時に、耳にしていたピアスをご存じでしょうか?

ダイアが3つ並んでぶらぶら動くピアスです。トリロジーという商品ブランドでダイヤのひとつひとつを、過去、現在、未来というキャッチコピーで売り出しているあれでした。

荒川静香の金メダルの後ですが、ほとんど全てのお店で同じようなデザインのピアスが並んでいます。

なぜでしょうか・・・

売れるからです。

売れる、ニーズがあるデザインをほんの少し(もしくは大体)真似して商品開発をする事はいけない事なのでしょうか?

電子レンジでシャープの“ヘルシオ”という水で焼くオーブンというのがあります。油分や塩分を今までの調理方法より大幅にカットできて健康に良いという商品でした。

水で焼く?

よく調べてみると、加熱水蒸気というシステムを使うという事で水で焼く事ができるという事でした。

先日ヤマダ電機に足を運ぶ機会があり、電子レンジコーナーを見てみると、どこのブランドも、水で焼く、加熱水蒸気で焼く、320℃で焼くなど、シャープしかなかった水で焼く機能が、ついていました。

シャープのヘルシオの真似じゃん・・・

みなさんはどう思いますか?

僕はビジネスならしょうがないと思います。

だって、現場で売り上げを追い求めている人達にとって、売れる商品を開発に要求するのは当たり前ですから、当然、開発の人も本当は興味がない事でも、売れる技術であれば、開発するのはビジネスなら当然です。

僕はよく学校の説明を聞きに来る人達にこう聞きます。「アーティストになりたいの?それとも、ビジネスとしてジュエリーに取り組んでいきたいの?」と・・・

アーティストは、自分の表現したいものを自由に表現して、わかる人だけにわかってもらえるジュエリーを作ればいいのです。

そう、オリジナリティーを徹底的に追求し、今までに見た事がない、斬新なデザインのジュエリーを・・・

でも、ビジネスとしてジュエリーに取り組むのであれば考え方は違ってくるのではないでしょうか?

売れるのであれば、トリロジーに似た製品を作っていく事は必要な事だと僕は思います。

売れるという事は、そのジュエリーを買ってくれるお客様が求めているという事でもあります。

お客様のニーズがあるものを、作っていく。

当然のことですよね。

でも、この行為は学校の先生達に言わせると、真似であり、否定的な見解をもたれる方もいるとは思いますが・・・

売れている商品をほんの少し真似している商品を置いているお店を見つけたら、学校の先生達はお店の人達を怒ってくれるのでしょうか、「オリジナリティーを追求しなさいっ!」と・・・

僕の学校では、真似を否定しません。

だって、真似って実はそんなに簡単な事ではないですし、オリジナリティーを追求して、見た事もない、売れない商品を作るよりは、なんだかよく見るけど、売れる商品をつくる事は大切な事だと思いますから・・・

ジュエリーに悩む多くの人達に僕はそっとアドバイスです。新しいデザイン、新しい商品、オリジナリティーがある商品、この言葉に迷わされずに、一番人気があるものをしっかり作れるようになる事にまずは取り組んでみるのはいかがでしょうか・・・

お客様が喜んでくれるのであれば・・・

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