

Printemps du ciel Open Day
2016.10.31(MON)
http://simoe.jp/index.html
代官山にあるPrintemps du cielのアトリエを取材させていただきました!
Lavagueジュエリースクールでロストワックスコースを学んでからブランドを立ち上げ、現在は自身のアトリエを代官山にオープンしたP rintemps du ciel(プランタンドシエル)さんの素敵なアトリエにお邪魔させていただきました!
追記:2018年、ブランド名をPrintemps du ciel(プランタンドシエル)からsimoeへ改名。


レポーター : 中西ゆいこ
【ブランドを立ち上げたその先、どんな活動をしてブランドを成長させているの?】
【ジュエリーブランドを立ち上げるまでと立ち上げた後、どうやってブランドを育てていくのか?】これはいつかブランドを持ちたいと考えている方にはとても気になる部分だと思います。
こちらでは、Lavagueジュエリースクールで技術やノウハウを得て立ち上げたブランド達がどのような活動をして、どのようにブランドを成長させていくのか。また、その際に感じた更に必要なスキルや今後の改善点、ここに来るまでを振り返っていただき、現在スタートラインを切った皆さんにリアルな生の声を聴かせていただいてまとめたのがこちらの【Designer's NEWS】となります。
今日はLavagueジュエリースクールでロストワックスコースを卒業し、自身のブランド【Printemps du ciel】(プランタンドシエル)を立ち上げた後、代官山にアトリエをオープンして新作やオーダー品の制作に励んでいる下奥悦子さんに取材をさせていただきました。
閑静な代官山のアトリエで広がるプランタンドシエルの世界観や、ここに至るまでを振り返っていただきましたので、どうぞ素敵なアトリエの雰囲気と作品と一緒にお楽しみください。




【お忙しい中、取材のご協力ありがとうございます!さて、早速ですが下奥さんが今こうしてジュエリーデザイナーとして活動するまでにどんなエピソードや経緯があったのですか?】
自分の頭の中を、何かの形にしたいという思いはいつもあったんです。
世の中には素敵なジュエリーが溢れているけれど、欲しい、しっくりくると思うジュエリーがだんだん探しても見つからなくなってしまい、そんな時、ジュエリーという形にしてみようと思ったのがきっかけです。
【欲しいデザインが見つからなくなり、自分の手で生み出そうと思ったことが始まりのきっかけだったのですね!では、数あるジュエリースクールの中から、Lavagueを選んだ理由は何だったのですか?】
HPを検索し、いくつかのスクールを見学。
その頃子育てや家事をしながらアパレルの仕事もしていたので時間が自由に組めて、コースの種類も豊富なラバーグは、先生方の厚いサポートも感じられ、アットホームな空気がありました。体験コースを受け、これなら無理なく続けて行かれそうとラバーグに決めました。
【ありがとうございます!やはり、時間に融通が効く事やスタッフと生徒達のいい意味での距離感の近さから出る雰囲気が好評みたいですね!スタッフの一人としても毎日素敵なデザイナーさん達と楽しく、時に真剣にジュエリー制作を通してお話し出来ることはとても有意義な時間に思えています。】

【技術が身に付き、Printemps du cielというブランドを立ち上げようと思ったタイミングはどんな時だったのですか?】
子育てや主婦を楽しくしながらも、子供はいずれ離れていく、自分個人としての人生の過ごし方も模索する日々でした。
そんな中、初めは自分の趣味で始めたジュエリー作りでしたが、だんだんオーダーを頂くようになり、何かを創り出すという事にとても引き込まれていきました。
子供も成長し、色んな方の後押しもあり、家庭人の自分と、自分個人として、ジュエリーを造形していくことをライフワークにしていこう、というタイミングの流れに、自然に乗っていったような気がします

【下奥さんのいう「自分個人としての人生の過ごし方」という考え方、とても素敵だと思いました!こうやってブランドとして形にできたのも、もちろん下奥さんの「楽しい」と感じる心から真剣に取り組んでいける姿勢だったり、気持ちの部分はとても大きいと思いますが、何より色んな方から愛されて必要とされるものをつくり出すことが出来たこと、みんなが待ち望んでくれていたことというのはとても素晴らしい原動力と支えだったのでしょうね!】

【ブランドを立ち上げてから、出会った方達やブランドを立ち上げたからこそ経験できたエピソードを聞かせて下さい。】
ジュエリーの技術はもちろん、長年ジュエリーの仕事に携わってきた方々から伺う話は、その都度、本当に貴重でした。
創造力や技術だけでなく、謙虚さや誠実さ、物作りに向き合う一番大切な姿勢も教わり、ブランドを持つということは、技術はもちろん、自分自身の成長を必要とされることでした。
長く続けるためには、全部抱えこまず、仕事を割り振ったり任せたり、適切な意見をそれぞれ得意分野の方に伺う、という勇気も必要だと思います。
娘がHPのデザインを手伝ってくれたりと、家族の支えもとても大きかったです。
そんな中、プランタンドシエルを見つけてくださり、ご自分のジュエリーのひとつに選んでくださったお客様からのメッセージはひとつひとつ本当に励みになっていきました。

【自分がその位置にきてようやくわかる事や出会えることって、沢山ありますよね!とても素敵なアトリエをオープンされましたし、きっと色んな方達が訪れるのでしょう!アトリエでの過ごし方はどのようにされてるのですか?】
Open Dayも月に2〜3日のペースでスタートし、アトリエに来ていただけるようになりました。お問い合わせやオーダーのお客様にはアポイントメントを頂きながら対応し、普段は集中して作業をしたり、デザインを浮かべたり、ぼ〜っとしたり貴重な時間をすごしています。
【この素敵なアトリエでぼ~っとしたりっていう時間は贅沢で羨ましいです・・・!笑 これから、このアトリエもブランドもどのように成長させていきたいと考えてらっしゃいますか?】
私の場合は、アトリエを拠点に活動し、Printemps du cielを知って下さった人達が、Open Dayで気軽にジュエリーを探しに、見に来て下さったら嬉しいです。
そして、作品のストーリーを膨らませ、世界観をもっと深めて発信していきたいです。
Printemps du ciel は、空の噴水というニュアンスで名付け、
作品の原点の自然に寄りそいながら、さり気なく心に響くような作品をたくさん湧きあがらせることができたらと思います
「ジュエリーでございます」という特別な感じじゃなく、effortlessな感覚で、お気に入りのジュエリーと一緒に、日々の暮らしを楽しんでいく。そんな空気が、伝わっていけたらいいなと思います。

下奥さんらしくて貴重で素敵なお話を沢山ありがとうございました!最後に、下奥さんの様に自分の夢を実現させたいと考えている未来のジュエリーデザイナーさん達に一言温かいメッセージをお願いします!
自身もまだ始めたばかりで偉そうなことは言えないですが、
どうなりたいと自分に問いかけ、その答えが見つかったらそれを、あきらめず、
そして素敵な作品を作っていくこと。
作品を作れるだけでも幸せですが、それを購入して下さる方達がいることに、娘がいつもこう言います。
ジュエリーって贅沢な物だし、有名でもない知らない人にそんなお金をかけて買ってくれるなんて、ママすごいことだよ。
でもそれだけ気に入ってくれる人もいるってことだよ。
本当にそうだね、感謝、奇跡なありがたいことだね。って話しています。この初心の気持ちを忘れずにいます。
仕事として色々なやり方があると思いますが、自分の納得するやり方であきらめず、悔いなくやる。
そしてジュエリーという素敵なものを、学んで作れるようになれたのだから、何よりも楽しむことを忘れないでいることも大切だと思います

【下奥さんありがとうございました!これからの成長と活躍を私達スタッフ・仲間たちもみんな心から楽しみにしております!たまにはLavagueにも顔を出してくださいね♪みんな喜びますよ~!ではお忙しい中、ご協力ありがとうございました!】

