神秘的な宝石たちに込められた
石言葉の由来とは

私たちが暮らしている現代よりも、遥か遠い昔から地球で育まれてきた自然の産物である「宝石」
昔も今も常に人を魅了し、様々な伝説や逸話、込められた意味が数多く存在します。
この記事では、神秘的な宝石について様々な意味をご紹介します。
 
 
1.まず宝石とは?
 
地球上4000種類以上の鉱物が認定されています。その中でもある程度の硬度(硬さ・耐久性)を持ち、見た目の美しさ、自然から作られた天然である事の条件が備わっていることが宝石と呼ばれています。
 
2.天然石と合成石の違いとは?
 
天然石とは、地球の内部で作られ、人の手が加わっていない(カット以外)ものを「天然石」と呼び、合成石は天然石の全く同じ成分を使って人工的に作られた石を「合成石」と呼びます。
天然石は希少性が高く価格も高額なのに対し、合成石は安定したクオリティと量産が可能なことから価格が安価なことかりやすい大きな違いです。
 
天然石はジュエリーに限らず、工業用の道具などにも使用されます。
例えばダイヤモンドは最も硬度が高い為、工業的価値が高いのですが、天然ダイヤモンドの使用では資源に限界がある事・高価すぎることから、人工的に作る合成石が開発されました。
 
合成石は偽物というイメージがありますが、天然石に比べて不純物が入っていないことから美しさが増し、環境問題・発掘問題を誘発しないことから、現在は世界中でもあえて選ばれていることもあります。
 
3.宝石に意味がある経緯
 
宝石にも、花言葉のように「石言葉」というものがあり、人びとは願いや祈りを込めて大切に受け継いできました。
それぞれの美しい石たちの特徴から、ギリシャ神話や聖書などで使用された伝説から意味が付けられたりしています。
 


1月から12月までの
誕生石の意味や石言葉 

 
 
1月 「ガーネット」
石言葉:貞操・忠実・真実・友愛
 
ガーネットは古代からお守りとして用いられてきた最も古い宝石と言われています。
ザクロのように赤い血の色をしていることから、貧血や旅先での怪我の際に出血防止になるという俗信が日本も含め世界各国に残っています。
人の血液の色である赤は感情の炎とイメージされ、情熱や恋愛・一途などのイメージを付けられることが多く、ガーネットもその一つです。
 
なかでも、ユダヤ人の伝説にある「ノアの方舟」では、灯火の役目を果たしたと言われています。
そこから、一人の人間に忠誠を尽くし、愛する人の夢を自分の夢として叶えてくれる石であり、迷える夜道でも持ち主の灯火となってくれるお守りとして愛されてきました。
 
「貞操」という意味がガーネットのシンボルであるのには、ガーネットは持ち主が同時に他の石を持つと効力が消えると言われていることからとされています。
 

ガーネット

 
2月「アメシスト」
石言葉:誠実・心の平和・官能・霊感・人生の悪酔いを排除
 
紫という色は、高貴で神聖なものとして古来より特別視されてきました。日本でも聖徳太子が定めていた冠位十二階の中で最も高い位を表す色として使用されていました。
 
身に着けると心を落ち着けてくれることから、インスピレーションを高める・勘が鋭くなる・邪霊から身を守るなどの効果があるとも言われます。
また、男女ともに性的な魅力を引き上げるとされており、官能な石としても有名です。
 
ローマ神話でワインの神でもある「バッカス」が悪酔いをして月の女神「ディアフ」の精霊「アメシスト」を襲い、ディアフがとっさにアメシストを守るために透き通った美しい石へと変身させ、我に返ったバッカスが後悔と懺悔を込めて葡萄酒を手向けたことから、アメシストは美しい紫の宝石になったという伝説があります。
 
そのことから、悪酔いで人生での失敗を止めてくれる・お酒に酔わないという意味が含まれるのです。
20歳の誕生日に、初めてのお酒で失敗しないように、悪魔の甘い言葉に酔って惑わされないようにという意味が込められて送られる習慣もあるようです。
 

アメジスト

 
3月「アクアマリン」
石言葉:沈着・聡明・不老・海難防止
 
美しく透き通った水色から、ラテン語でアクア(水)マリン(海)と名付けられた海を連想させる石。
海の妖精の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石になったという神話や、船乗りに恋した人魚の涙が宝石となり、それを拾った船乗りがお守りにしたというロマンティックな伝説を持つ石です。
 
昔、夜の社交場が蝋燭やガス灯の下で開催されていた頃、このアクアマリンの輝く姿から「宝石の夜の女王」の名を持ち、パーティー好きな貴婦人たちに愛されてきました。
夜になっても清廉な輝きを失うことのないアクアマリンは、「人生の暗闇に落ち込んだ時、きっと何か新しい希望の輝きを教えてくれる」として、人生の航海・海難防止の守護石として受け継がれてきました。
 
新たな門出でもある結婚や出産のお祝いとして、アクアマリンを贈ると幸せになるという言い伝えもあります。
 

 アクアマリン

 
3月「珊瑚」(日本)
石言葉:幸福・長寿・智恵
 
日本には、3月の誕生石として珊瑚(コーラル)も選定されています。
珊瑚は鉱石ではなく、海底に住む生物の骨格ですが、その天然の美しさ故に「海の宝石」とも呼ばれています。
真珠と共に日本が世界に誇れる海の産物であり、仏教における七宝のうちの一つでもあります。富と繁栄を象徴するので、珊瑚を持つ家は代々栄えると言われてきました。
三月は桃の節句。女の子の成長と幸福を願って珊瑚が3月の誕生石として認定されました。
珊瑚の宝石言葉には、「確実な成長」「家長の威厳」「長寿」「聡明」「幸福」とあり、長い年月をかけて成長してきた証として、持ち主の「ゆっくりと、でも確実な成長」をイメージさせます。
 
また、日本の土佐沖で採れる珊瑚は鮮やかで真っ赤な「血赤」と呼ばれる珊瑚が世界的に見ても最高級の評価を得ており、血=生命力として病気や災難から身を守ってくれる魔除けとしても重宝されています。
 

珊瑚

 
3月 ブラッドストーン(アメリカ・イギリス)
 
石言葉:「献身」「勇敢」「知性と勇気」「沈着」「聡明」
 
アメリカ・イギリスでは3月の誕生石をブラッドストーンに選定しています。
ブラッドストーンは最古のヒーリングストーンの一つに数えられ、鮮やかな赤い斑点が、血液を連想させることから5千年前のメソポタミアでは血液を清める秘法として用いられました。
イエス・キリストが十字架にかけられた際、足元にあったジャスパーに血が滴り落ちた時に出来たのがブラッドストーンという言い伝えもあります。
 
石言葉は「献身」「勇敢」「知性と勇気」「沈着」「聡明」です。
この石を持っていると、権力者の怒りを鎮められることが出来、自分のしゃべることはどんなことでも信用させることが出来ると言われており、取引の交渉時に身に着けていると詐欺にあわず、うまくいくと言われています。
 

 ブラッドストーン

 
4月 ダイヤモンド
石言葉:永遠の絆 清浄無垢 不滅 恋の勇気と勝利 潜在意識を引き出す
 
世界中で最も有名なこの石。ダイヤモンドは全ての鉱物の中で最高の硬さを誇ります。永遠に壊れない不滅の石として、結婚指輪・婚約指輪に選ばれます。
また、石言葉も永遠の絆を守ってくれる不滅の愛。悪霊を払い、勝利に導く。なおかつ、潜在能力を引き出してくれ、敵に打ち勝つ力を与えてくれるという最強の石言葉を持ちます。
そういった強い力を持つ石であるため、持ち主はその資格を求められるとも言われています。その資格とは「心の正しさ」です。
ダイヤモンドは持ち主の心の象徴であり、淫らな心や自制心のない人にはマイナスに効果が働いてしまうという言い伝えもあります。
 
ダイヤモンドにはロマンティックな伝説と、欲望のままに手に入れてしまうと不幸になってしまう伝説を兼ね揃えています。清く正しい心を持っていれば、どこまでも頼もしく自信を引き出してくれるパートナーとなる事でしょう。
 

 ダイヤモンド

 
4月 水晶(イギリス)
石言葉:予感 清浄 魂の浄化 集中力 冷静
 
イギリスの4月の誕生石に認定されており、日本では国石(象徴石)として、古代の勾玉にも使用され、縄文・古墳時代にかけて多く加工されていたほど古い歴史を持つ水晶。
 
西洋でもスイス・アルプスの氷河に覆われた地域から発見されたため、氷が化石になったと信じられ「クリスタル」と呼ばれるようになったとされています。
日本でも水の精が宿る石・魂を洗い清め天下国家を守り信義に熱い心を守護する意思として珍重され「水精」と呼ばれています。
 
太古の昔から精神を集中し、精霊を高める石として崇高な力が宿るとされてきました。
 
ごく稀に水晶の中に針入り水晶と呼ばれる針状の結晶があります。きらっと光る事から「キューピットの矢」「恋の矢」と呼ばれており、持ち主に恋を運んでくれるというジンクスがあります。
また、水晶の内部の空洞に水が閉じ込められているものは、気が遠くなるほど遥か昔のお水であることから、不老長寿の効果があるとされていたり、高品質な水晶グラスで水を飲むと精神の浄化になるともいわれています。
 
古来より霊感を高めてくれる存在として、人との長い関わりのある水晶。
お守りや、直感を高めたいときに身に着けたい石ですね。
 

 水晶

 
5月 エメラルド
石言葉:幸運 夫婦愛 視力の回復
 
宝石にも三大宝石・五大宝石・七台宝石と呼ばれるランクがある中で、エメラルドとダイヤモンドだけがこの3種類にランクインしている程、エメラルドは宝石として地位の高い石です。
鮮やかなで美しい緑は、自然の緑を蘇らせる再生力がシンボルのヴィーナスに捧げられたことから「ヴィーナスに捧げる石」と呼称されています。
 
また緑はヒーリング効果の高い色として、心身ともにリラックスさせてくれ、感情を安定させてくれます。
 
「恋愛成就」「幸運」「安定」など、愛の象徴としてしたしまれていることから、エメラルドは貞節・純粋を守った夫婦を心から祝福する宝石で、かけがえのない安らぎを覚えた夫婦の記念石でもあります。
 

 エメラルド

 
6月 ムーンストーン(イギリス・アメリカ)
石言葉:愛の予感
 
月の光のようなムーンストーンは、神秘的な力を秘めた石として古くから人々に愛されてきました。
怒りや悲しみで情緒不安定になってる際にムーンストーンを身に着けると感情の起伏を穏やかに沈めてくれるとされています。
 
ムーンストーンは、プリニウスの『博物誌』やアルベルトゥスの『鉱物書』の中では『この石(ムーンストーン)は、石の中に月に似た形があり、月の満ち欠けに従ってその形も大きくなったり小さくなったりする』と記述されています。また、マルボドゥス著書の『宝石誌』の中では「この石は愛する月と共鳴して光る。月の満ちるときに光り、月の欠けるときに影が薄れる」と述べられており、レオナルドゥス著の『宝石の鏡』の中でも「月の満ち欠けによって、その色が増したり減ったりする。月が満ちているとき、この石は肺病を治し、月が欠けていく時、人々に未来の出来事を予知させる」など、長い時を超えて多くの研究者たちがその神秘的な名が示すように、世界各地で月のパワーを秘めた石として大切にされてきました。

現在の『ムーンストーン』という名で呼ばれ始めたのは、1600年代からだといわれています。

また、ヨーロッパでは『旅人の石』として、夜を照らす月の光が宿り、持ち主の悪夢や夜に出没する悪霊を払うことから、旅に出かける際は安全を祈願して、この石を大切に身につけたといわれています。


ムーンストーン

 
 
6月 パール(真珠)
石言葉:富と健康・長寿・芸術的センスの増強
 
真珠は3大宝石・五大宝石に選ばれている唯一の有機物。
古来、ダイヤモンドが太陽のシンボルであり、王の象徴だったのに対し、真珠は月をシンボルとして女王(または王妃)の象徴でした。占星術でもダイヤとアポロン(太陽神)、真珠とアルテミス(月の女神)が守護神と守護石の関係で、ダイヤモンドが男性の象徴であるのに対して真珠は女性の象徴となっていました。
 
真珠の美しい輝きは、貝の中に入って吐き出せなかった異物を、貝自らの分泌物で包み込んで層を重ねたもの。
人々は自らの痛みを美しい光に変えていく真珠貝の辛抱強さと、その命の中に悲しみを喜びに変える女性の力を重ね合わせ、気品と富のシンボルとされてきました。
 
結婚30周年の記念石でもあり、30年経ってようやく本当の夫婦とされます。
夫たちは妻の変わらぬ清らかさに感謝して真珠を贈り、妻たちは清らかに生きることの大切さを真珠に託して愛用していくのです。
 

真珠

 
7月 ルビー
石言葉:「熱情、仁愛、威厳」
鮮やかな赤色が印象的なルビーは、ダイヤモンド、エメラルド、サファイアと並んで、世界4大宝石のひとつ。
 
ルビーにはギリシャ・ローマ神話と結びつき、炎と戦いの軍神・マルスが宿るとされ、勝利に導く力や、戦場で身を守る力があると古くから言われていて、古代ローマでは兵士たちにとってルビーはお守りを身につけていました。
 
14世紀に書かれたとされるフランス旅行家の旅行記には「立派なルビーの持ち主はその一生を周囲の人々と仲良く過ごし、平和な生涯を送ることが出来る。財産も名誉も不当に奪われることなく、あらゆる危険から守られる。あらゆる天災からも免れる。この力を十分享受するためには、指輪など身体の一部、しかも右側に着けることが必要である。」といった内容を述べていました。
 
また、不老長寿の力を授ける宝石として、権力者の装飾品に使われていたという記録も残っています。
 
ルビーの燃えるような赤い色は「情熱」を連想させることから、持つ人に自信を与えてくれるとして、恋愛成就のほかビジネス成功のお守りとしても人気です。
 
結婚40年目の「ルビー婚」で愛の炎を燃やし続けた証としてプレゼントする宝石でもあり、結婚52年記念石でもまた登場します。40年目から神聖な12年後を迎えた夫婦の記念であり、ルビーの中でも希少と言われるスタールビーが記念石に選ばれています。
 

ルビー
 
 

8月 ペリドット
石言葉:「夫婦の幸福、和合」
 
ペリドットが作られるのは、地球の中心近くにある「マントル」と呼ばれる部分。地殻により押し上げられたペリドットは、火山の力で地上へと放出されます。
 
古代エジプトでは太陽信仰が盛んだったころ、「黄金の太陽」を象徴する石として崇められていました。美しいオリーブグリーンの色あいが太陽の光をいっぱい浴びた輝く草原のようなことから、暗闇を吹き飛ばし、神々しい光となって世界を照らし、悪を退散させてくれると伝えられています。
なので、この石を身につけると、希望の光で心を明るく照らし、自由でオープンな面を引き出してくれる・社交性やリーダーシップを養い、人間関係を良い方向へ導いてくれることへの期待が込められました。
 
そういった効果から、心を開いて人と接することで、悪意のない気持ちが自然と伝わり、周囲の人からの信頼を得ることに繋がります。その結果、高め合い、実りのある人脈が育ち、長く良い関係を築いていけるでしょう。
また、ペリドットには「幸せ」「夫婦の愛」といった石言葉がこめられています。夫婦やパートナー同士で、お揃いで身につけると、いつまでも良い関係を保ち、円満を保つお守りとして伝えられています。
その為、日本でもペリドットはその石言葉から、結婚指輪や婚約成就のお守りとして人気があります。また、緑色が持つヒーリング効果でパワーストーンとしても親しまれている宝石です。
 

ペリドット
 
 

9月 サファイア
石言葉:「慈愛、誠実、徳望」
 
目のさめるような青色が魅力のサファイア。ラテン語で「青」を意味する「sapphirus(サッピルス)」が、その名前の由来です。
ヨーロッパでサファイアは、キリスト教の神父の指輪に使われる宝石として知られています。
 
サファイアはダイヤモンドの次に硬い宝石としても有名です。
そのことからサファイアは、目標を貫徹する意思を持ち、惰性に流されない自分になれるように強くサポートしてくれる石とされています。
集中力や直観力を高めることで、自分にとってその時必要なチャンスなどを掴む助けにもなってくれると言います。
カリスマ性、勝利運、金運などを高め、仕事に対して積極的な気持ちを持つ為にも有効な石です。
また、かつてナポレオンは、妻ジョゼフィーヌの浮気癖に悩んでおり、誠実で貞操を守り、色欲を封じるとされていたサファイアを贈りました。ナポレオンが皇帝となってから初めて贈られたそのサファイアがきっかけで、彼女は人が変わったように夫に尽くすようになったといわれています。
 
サファイア自身の持つ「誠実さ」や「一途な想い」という石言葉と、“サムシングブルー”という「花嫁が何か一つ青いものを見えない箇所に身に着けることで幸せになれる」というジンクスから、結婚指輪の内側に使用されることも好まれます。
なにか一つの事にひたむきで誠実に向き合う力を引き出してくれる石と言えるでしょう。
 
 

サファイア
 
 

10月 オパール
石言葉:「希望 無邪気 克己」
 
オパールはサンスクリット語で「宝の石」が語源となり、遊色効果で虹の色に輝く様子から「希望」を意味し、幸せを招く神の石として古くから大切にされてきました。
また、オパールは手入れをしないと乾燥してひび割れてしまいます。人の愛も枯渇するように、いつも愛情をかけて肌に触れていないと色褪せてしまう姿と結びつけ、「愛の石」とも呼ばれています。
 
アール・ヌーヴォーの代名詞とも言われる「アルフォンス・ミュシャ」にとってミューズであった大女優「サラ・ベルナール」はまだ駆け出しのころにファンから贈られたオパールを自身の守護石として重宝していました。
何か新しい役を得るたび、自分へオパールのジュエリーをプレゼントするように増やしていきました。
ミュシャとの出会いも、ベルナールが贔屓にしていた宝石店で、ミュシャがそのお店の管理や衣装のデザインをしていたことからでした。
オパールの美しさが、後に歴史に残る二人の芸術家を巡り合わせ、一時代を築き上げたのです。
 
そういった背景からもオパールには明るい前向きな気持ちにさせ、内面の魅力や才能を引き出す力があることで、良き人と巡り合えるとされ、恋愛面でもキューピッドストーンと呼ばれるほど人気のパワーストーンです。
 
オパールは持ち主に寄り添いながら、希望と幸福間を高め、ネガティブな気持ちを取り除き、行動力を高めてくれるお守りの石に最適でしょう。
 
 

オパール
 
 

10月 トルマリン(アメリカ・ドイツ)
石言葉:「すべてを満たす、以心伝心、歓喜、安楽、忍耐」
トルマリンは、「全ての色がある」と言われるほど実に豊富なカラーバリエーションがあります。成分元素が複雑に入り交じり、その成分の違いで色味の幅が豊かなのです。それぞれのカラーによって名前が付けられており、色によって意味が変わってきます。
 
そんな多色のトルマリンは、「虹に乗って地球から太陽まで旅をした時に虹の色が移った」というようなロマンティックな伝説があり、古来から人々を魅了してきました。
 
 
■ピンク~赤
ピンクトルマリンや、真っ赤なルベライトは「愛の石」と呼ばれ、恋愛に関わる全てにおいて良い効果を発揮します。
持ち主を美しく魅せること、内面の美しさを更に輝かせてくれる・愛に対する恐れを和らげて愛情表現を自然とリラックスして伝えることが出来るようになることから、異性に素直になれない・自分を押さえてしまいがちな人に一歩踏み出す勇気を与えてくれる効果があるとされています。
 
■青
青いトルマリンはインディゴライト・ブルートルマリンと種類があり、精神を整え心を穏やかに鎮めてくれる特徴から、視野がクリアになる効果が見込まれています。
目的意識がはっきりし、今何がしたいのか・何をするべきなのかが明確になるため、集中力が高まります。また、芸術分野でも創作意欲が湧き、活動や勉学をスムーズに進めていける効果があると言われています。
 
■緑
緑のトルマリンはグリーントルマリン・ヴェルデライトがあり、自然界との強い結びつきがあるとされ、強力なヒーリング効果を持つとされています。
希望や新しい始まりを象徴し、物事は自然の流れに乗って進むのだということを思い出させてくれ、焦りや頑張りすぎを押さえてくれるきっかけとなるでしょう。
 
■黒
ブラックトルマリンはトルマリンの中でも最も強力なマイナスイオンが発生すると言われ、一時期は健康ブームで注目の的となりました。古来より魔除けのパワーを持ち、持ち主のマイナスエネルギーである不安や悲しみを和らげてくれる効果があるとされ、免疫力強化・活力の増強を願って身に着けられていました。
 
■ウォーターメロントルマリン
中央がピンク色で、その周りを緑色が縁どられている結晶で、スイカの断面に似てることからウォーターメロントルマリンと呼ばれています。
この二色は陰陽・プラスマイナス・善と悪など正反対の事柄が本当は同一であることが表されています。なので、いろんな面でバランスを安定させてくれる・心を穏やかにしてくれる・争いごとや凶事を避け、身を守るお守りとして良いとされてきました。
 
■2色以上が混在
2色をバイカラ―トルマリン・3色以上をパーティーカラードトルマリンと呼ばれます。
バイカラートルマリンは心と体や、過去・未来などの2つの物事を繋いで今までよりも良い未来へ導いてくれると伝えられています。パーティーカラードトルマリンは視野を広げて様々な角度から物事を見られるようになり、人間的にも精神的にも成長を促すとされています。それぞれの色のパワーが共振し合い、波長を増幅させるため、とても強い力をもつ石たちです。
 
 
トルマリンは和名で「電気石」と呼ばれ、熱を加えると静電気(マイナスイオン)が発生することからこう呼ばれています。
様々な色によって効果は変わりますが、統一して持ち主の本来持っている能力や、魅力を開花させてくれ、ポジティブなエネルギーを強めてくれる効果があります。
自分らしく輝きたい。そんな願いをそっとサポートしてくれる石なのでしょう。
 
 

トルマリン
 
 

11月 シトリン
石言葉:商売・仕事・金運向上 幸運 希望
 
11月の誕生石には、シトリンとトパーズの2種類があります。
 シトリンという名前は、柑橘類の総称「シトラス」が語源となっています。
 
シトリンは「黄金」や「光り輝く未来」をイメージさせる色をしていることから、「太陽を象徴する宝石」として持つ人に自信を与え、幸運を呼ぶお守りとして古くから使われてきました。
また、美しく輝く黄色が黄金(金)を意味し、金運を高めてくれることから「商売繁盛」などビジネスの成功につながるとされ重宝されてきました。
また、気持ちを明るくしてくれる色として、ネガティブな気持ちを振り払う力があるとも言われています。
 
 

シトリン
 
 

11月 トパーズ
石言葉:友愛 希望 幸福 友情 洞察力
 
トパーズの名はギリシャ語で「探し求める」に由来しており、トパーズが豊富に採取されていた紅海の島々は、深い霧に覆われており、船乗りたちにとって探すのが極めて困難なことから「トパーズ島」と呼んでいたことが語源とされています。
また、トパーズは昼間ではその在り処がわからず、夜になると石が光る為、夜に石の在り処に印を付けておき、日が昇ってから採掘するようです。
そういった話から、語源の「探し求める」の延長線上に「幸福」があり、採取方法の「光を見つける」から「洞察力」に結びつき、「夜に光る」から「夢魔を払う」と広く派生していきました。
 
また、トパーズも多彩な色の種類があります。
トルマリンと同様に、カラーの特色が強く影響しています。
 
 

トパーズ
 
 

12月 タンザナイト
石言葉:冷静・高貴・誇り高き人・神秘
 
「キリマンジェロにかかる夕暮れの夜の色」と喩えられたタンザナイト。
タンザナイトという名前は、アフリカのタンザニアという国で発見されたことが由来となっていますが、正しい鉱物名は「ゾイサイト」と呼びます。
ゾイサイトには不透明なピンク色や緑色があり、その中でも夜空のブルーを映したような深く神秘的な青色のゾイサイトがタンザニアから採取されたことや、世界的に有名な宝石店ティファニーの社長プラット氏が、ブルーゾイサイトはスーサイド(suicide)という「自殺」という単語と発音が似ていることから、「タンザニアの夜」にちなんで名づけられ、タンザナイトとして定着しました。
 
タンザナイトは見る角度や光源の種類によって、青色から青紫色へと色が変化する「多色性」を持っています。その不思議な色あいから、古代ケルト民族の間では「霊力を授ける魔法の石」として、竜を呼び寄せ雨乞いをする儀式や、森へ迷い込んでしまった人たちを木々の精霊たちによって人里へ帰れるように誘導する儀式などで使用されていました。
 
他の宝石にはない個性を持つタンザナイトは、高い周波数を持つとされ、美しく鮮やかなブルーが精神の安定に働きかけてくれるとされています。
冷静さや思慮深さをベースに柔軟性をはぐくみ、自己肯定感を高め、周囲の人々との調和、スムーズな人間関係の構築から、成功へとみちびく効果が期待できます。
 
実はタンザナイトは現在のところ、発見地であるタンザニアの一部でしか見つかっておらず、採れる量も年々減少してきています。そのため「ダイヤモンドよりも希少性が高い」と言われ、2010年頃からはタンザナイトの原石の輸出が禁止されたことで価格が上昇し続けています。
不思議な力を持ち、簡単には手に入らないミステリアスな誇り高き女性のような石ですね。
 
 

タンザナイト
 

宝石言葉の意味とは

 
それぞれの誕生石には、古代から深く人との生活や歴史に関わりがあり、そこから石の意味の由来や物語が生まれてきました。
 
人々が大切に身に着けたり受け継いできた宝石は、ふと目に飛び込んでくる色の効果や、鉱物の発する自然的なパワーが影響しているのでしょう。
 
自身の誕生石を大切にすること。自分自身が今必要とする石を自身の守護石として大切にすること。ふと惹かれた石が、今の自分にとって求めるものであること。
 
様々な理由で私たちは宝石を選び、大切なお守りとして・時には自分の背中を押してくれる存在として、これからもこの自然からの贈り物と向き合い続けられたら素敵ですね。
 


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