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ライノゴールドというソフトウェアについて。

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IJTの後も前もこのソフトについて多くの問い合わせをいただいているので、みんなが疑問に思っている事を具体的に僕なりの私見で書きます。

まぁ、一番良い所は安いというところ。

ライノセラスというハイスペック基本ソフトに、無料のジュエリー専用プラグインが付いているというイメージです。

価格ではなく、中身の話はというと・・・

しっかり分けて考えなくてはいけない事があるのです。

ライノセラスという基本ソフトとライノゴールドというジュエリー向けのプラグインの部分とをしっかり分けて考えなくてはいけない。

なんで、CADは難しいというイメージが強いのでしょうか?

その理由は簡単です。

そもそもライノセラスを含め、CADというものは身近にCADを感じてきていない人達に対してCAD用語満載のマニュアルなので、とてもひとりでは理解できない所からのスタートになってしまっています。

ここがCADのハードルを上げている要因です。

分かりやすい言葉で説明をしてくれているものが書店に行ってもない。

もう既にCADの基礎を理解している人向けの参考書しか並んでいません。

そういう意味では、松村金銀店のライノセラスジュエリーバージョンは、難しい専門用語を分かり安い言葉で説明して、CADの基礎を知らなくてもジュエリーCADを始めてもらおうという試みをしている数少ない提案をしているソフトです。

しかし、それでもハードルが高かったのがジュエリーCADでした。

僕自身、最初は学校もないし、先生もいないし、参考書もなかったのでとても苦労をしました。

だから、僕が最初に取り組んだのは、そんな難しい言葉は覚えなくてもいいように、コマンド説明はほとんどせず、実際のモデリングの中でコマンドは覚えて言ってもらうようにする事と、分かりやすい言葉に置き換えたマニュアル作りでした。

専門用語をなるべく使わず、結果の説明を重視したテキスト製作でした。

初心者でもなるべく苦労をしないように教えていく事が僕達の課題でもありました。

そんな中、ライノゴールドと言うプラグインが出たのですが・・・

基本的にライノゴールドと言うプラグインは何を目的にして作られているのか。

それは、宝飾業界向けにライノセラスの難しさを少しでも感じないようにする事と・・・

小売店などをターゲットに、実際に作ってしまう前にバーチャルな世界でのジュエリーのプレゼンテーションを意識している機能が追加されているという感じです。

そして、もうひとつ良い所はライノゴールドというプラグインが全てにはならないという事を理解している所です。

どういう事かというと・・・

ソフトウェアを起動すると、2つの選択ができるようになっている所です。

それは、ライノゴールドモードとライノセラスモードです。

初心者には、ライノの苦労をあんまり感じないようにライノゴールドモードではじめて下さい・・・

そして、スキルがあがってきたらライノゴールドモードではなく、ライノセラスモードで使っていって下さい。

そんなコンセプトがしっかりあるソフトという事です。

初心者がつまづかないようにしているのが、ライノゴールドというプラグインの開発コンセプトと思っています。それは、3DESIGNやライノジュエリーバージョンの開発コンセプトと似ている部分でもあると思っています。

例えば、ライノゴールドを立ち上げると最初の画面が3Viewではじまり、ライノモードで始めると4Viewではじまるのですが理由が明確です。

※ちなみに、3Viewと4Viewはやっている人しかわからない言葉ですが、3Viewは正面図と上面図と、斜め上から立体的に見るという3つの見え方で、4Viewは側面図が追加された状態です。

(なんだか、長くなってきた・・・)

最初、僕は側面図がなくてモデリングが出来るわけがないと思いました。まぁ簡単に側面図は表示させる事ができるのですが・・・

でも、今は理解しています。

ライノゴールドというプラグインの基本コンセプトは、線を描いたり面を張ったり、つなげたりのライノセラスの基本的な動作をなるべくさせないで、なるべくパラメーターだけでリングを製作してね・・・

という感じなのです。

そう・・・

これで済むデザインは余計な事を考えないでこれで良いのです。

3Designをホウフツさせるパラメータです。

CADなんて難しいことは考えないで、パラメーターの入力だけでモデリングをしてもらおう!

という感じです・・・

そう・・・

最初はそんなんで良いのかも知れないですね・・・

そして、スキルがあがってきたら、ライノセラスのスペックをフルに使ってね・・・

という・・・

まぁ、そんな感じのソフトだという事です。

ちなみに、僕がユーザーであるエヴァンスエディションは正直初心者向けではありません。

ラヴァーグではこのエヴァンスエディションを基本プラグインとして教えていますが、中級者や上級者にならないと、このプラグインの意味をなかなか理解する事ができません。

最初から少し高めのハードルにチャレンジしてもらっていると思っています。

しかし・・・

何回か前にも書きましたが・・・

プラグインをどうこういう前に、ライノセラスというソフトがどういうソフトなのかを考えれば、ライノに関するプラグインに優劣を付けるのはあまり意味がないことなのかもしれません。

自分自身のスキルのステージにあったバージョンを揃えていってもいいのかもしれませんね・・・

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